第2話

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2020/10/24 06:00
グゥウウウウ…
あなた

…腹減った。

開いてたLINEを閉じて、ソファに寝転がる。

朝ご飯はいつ食べたっけ、と思い返しながら天井を見ていた。すると、
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あなた〜っ!!
あなた

グァ"ッ!!

お腹に伸し掛る重いもの…いや、旦那様。いや馬鹿様。ホンットに…

コイツは…ッ!!
あなた

お前マジで…

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ん?どーしたの。そんな辛そうな顔して。
あなた

お前のせいだわ!もー、マジで…っさぁ。

お腹に乗ったころんくんをどかそうと押し出す。

すると、

ギュッと抱きしめられ、逃げ場はなくなったし、引き剥がせなくなった。
あなた

何?今甘えたさん??…ってか、重い。

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僕はいつも甘えてると思うんだけどなー。
『重い』という言葉を無視して私の胸に顔を埋める。

服食われる…ヤギ 危険 危ない!!
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んーぅ、いい匂い…僕この匂い大好き…!
ニコッ
あなた

ぐッ…

あなた

…これ、ころんくんの好きな洗剤だからね。

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え?という事は僕も同じ匂いするって事?…えへへ。
さっきから可愛い事ばっかり言ってくるころんくん…

くっそ、女なのに負けた気がする…っ
あなた

はいはい。とにかく離れて。お昼ご飯食べよ?

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colon
うんっ!何食べる?
あなた

あー、今新聞紙きらしてるわ…

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誰がヤギだ。

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