(ネタ切れ(定期)
という事で主の思うがままに書きまーす()。
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「あらやだころんくんじゃない!」
「久しぶりねぇ!あなたもおかえり。」
現在、ころんくんと私の実家に遊びに来ております。
私、都会の空気がどうも苦手で…実家のこの田舎の匂いって言うのかな。この匂いが大好きなのです。だから、月に一回は必ず帰ってるんです…が、
「あなたも素敵な旦那を持ったわよね〜!お母さん嬉しいわ〜♡」
「それにころんくんは有名人なんでしょ?こんな素敵な人を落とすなんて、流石我が娘!」
母親がうるさい。
別に悪い意味じゃなくて、私ところんくんの事が大好きなんです、うちの母。
嫌じゃないけど…ゆっくりさせてー!?
「アイス?…やだ買ってないわ…買ってくるから、ゆっくりして待っててね!」
子供の頃から聞いている、母の履いてるスリッパの音が遠ざかる。
扉の音が聞こえた後、全ての力を抜いた私は、床に倒れ込んだ。
あ"ー、可愛い娘って辛い…愛され過ぎて辛い…
猫まろとは、母が買ってる猫の事。
ブテッ(?)としていて、パッチリ開かれた目がキュート。右目下にほくろがある。
と、言いながら渋々背後に回るころんくん。
わしの前は猫まろがおるんじゃ!(`ω´)
我慢せい!(`ω´)
抱き締める力が人間じゃねえ!!←
私の肩から顔を出して、メェーメェー(ブーブー)言うヤギをほっといて猫まろを撫でる。
「ん"みゃ〜ぁ…」と目を細める彼が愛おしくて、ついつい夢中になってしまう。
ちょっとして、気がつけばころんくんは何処か行っていた。
眠った猫まろを、優しく布団の上に下ろす。
謝りに行こうところんくんの姿を探す。
声が聞こえる方に自然と足が向く。
近付くと、私の事を話してるみたい…
お?悪口か?←
…電話してるんだ……ってか、
と呟いて、座り込む私。
旦那様可愛過ぎるんじゃ…尊いんじゃ…!!(歓喜)
電話で私の事をただただ話してるころんくんと、その近くで盗み聞きして顔を赤くしてる私を、アイスを両手に持ったお母さんが見ていた事は、またいつか。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。