唐突で悪いけど、今日はころんくんは会議です。
既に服も着替えてバッチリメイクしてある完璧でbeautifulな私は、布団でグッスリ眠ってる旦那様をユサユサと揺さぶる。
起きてー。しか言ってねぇやん。
でも起きろよ!!会議だろ!!
…
私のマイダーリンでも起きないだ…と……
他の女の方が良いのか!!
腹立たしい気持ちを抑えてめげずに揺さぶる。
さっきまでうんともすんとも言わなかった頭が、急にグルンとこっちを向いてきた。(ちょっと言い方怖いな。)
ニヤニヤしながらこっちを見てくるころんくん。
誰かこいつ殴っていーぃ??( ^ω^)
布団の上でハグ待ちの体制を取る彼。
少しニヤニヤしてんの腹立つけど…
ちょっとかっこいいとか…思ってないから。
ため息をついて、嫌がらせの様に勢いよくころんくんに抱きつく。
少し苦しい声を出したものの、しっかり受け止めてくれたけどね。
私は、(ほっぺに)キスをした。
ニンマリ笑って言い返す。
「ぐぬぬ…」と顔を赤くして睨みつけてくるヤギ…じゃねぇやころんくん。
…フッ、私には到底及ばないな…ッ
チュ
…ールチュール…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。