お久しぶりです。今回は、中学の部活(バスケ)について書こうと思います。
部活は人一倍頑張ってたはずなのに、結局番号が最後とかで全然誰も信頼してくれなかった。
先輩も、先生も、仲間も。
私頑張ってたよね?私あの子よりもやってたよね?
何度も自分に言い聞かせたよ。「頑張ってたよね?」って。
努力は必ず報われる。とか言うけど絶対そんなことはない。絶対裏切られる。
遅刻魔の人間に番号を抜かされたこと。
自分1人だけ試合に出れなかったこと。
来てもらってる親に申し訳ない気持ちと恥ずかしい気持ちでいっぱいだった。
1人だけ特技プレーがない。
4番みたいに突っ込める訳でもない。
5番みたいに3Pが打てるわけでもない。
6番みたいにドリブルスキルが上手い訳でもない。
7番みたいにリバウンドが取れる訳でもない。
8番みたいにジャンプ力がある訳でもない。
じゃあ私(9番)は何をすればいいの?
こんなこと言いたくないけど、死んだり、やめたりすれば良かったのかな?
1人だけ試合に出てなくても仲間は何も言わなかった。余計に辛くなった。
誰も見ないふりしてるんだね。
その日帰ろうかと思った。
別にいてもいなくても試合になんて出れないのにね。
何頑張ってたんだろう。この3年間。
何に対しても本気になれたキラキラした時間だったな。
無駄な時間をありがとう。
閲覧ありがとうございました。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。