あなた side
最近、拓くんがうちの事を避けてます。
しかも、何かした覚えはありません。
あ、うちと拓くんはいとこなので、
昔から拓くんって呼んでます。
(タクシーはノリでw)
...まぁ、そんな事はどうでもよくて、
明らかに態度が違うとこっちも調子狂います。
〜 オフィス 〜
『おはよーございます!』
山本「あ!あなたちゃん!おはよ!」
『あ!山本くん!おはよ〜! ギュッ』
山本「うぇ!?///」
伊沢「!」←伊沢さんもいた
『最近ね、山本くんブームが来とるんやでっ((✧σωσ)』
山本「うわぁ〜、あなたデレ期だ〜!
今回は僕なんだね!嬉しいなぁ〜(*´ω`*)」
『え〜?えへへ〜♡ ギュー』
福良「今回は相当だね...
...って!伊沢!?起きてッ!死んでるよ!!」
伊沢「...ッぅあ!...やばいわ。」
福良「そりゃ、朝からあんなもん見せられたら
誰だってそうなるよ...」
伊沢「もしかして、アイツ山本の事好きなのか...?」
福良「...デレ期になると誰にでもあぁなるの
知ってるでしょ。」
伊沢「知ってるけど...
やっぱやなもんはやなんだよ。」
福良「俺だって...」
『あ!拓くん!おはよう!』
伊沢「...あ、うん、おはよ。」
『え...?
なんで目、合わせてくれへんの...?』
「...ごめん。俺コンビニ行ってくるわ。」
『えっ、ちょッ、』
福良「あなた。伊沢、悪い夢見ちゃったんだって。」
『そ、そうなんですか...?』
福良「うん。だからそっとしといてくんない?」
『は、はい...』
拓くん、ほんまにそれが原因やの?
うち知ってんで?
拓くんが嘘つく時は、頭触る癖あるもんね
なんで...?なんで言ってくれへんの...
うちなんか悪い事したの...?
帰ってきたら謝ろう。
そんで理由は何か聞かへんと。
このまま気まずいのはあかんもんね。
伊沢「ただいま」
『あ!拓くん!』
伊沢「...な、なに?」
『ごめんなさいッ!!』
伊沢「え?」
『うちが何か悪い事してもーたから
避けとるねんな...?
ほんまごめんっ...( ⸝⸝⸝ʚ̴̶̷̆ωʚ̴̶̷̆⸝⸝)』
伊沢「い、いや、こっちこそ
そんな態度とってごめん。
だから泣かないでよッ...」
『グスッ
もう泣き止んだからっ...
なんでそんなうちの事避けてたぁん〜 グスッ』
伊沢「泣いてるじゃん...(苦笑)
そ、それは...言えないかな」
『えっ?』
伊沢「ご、ごめん。
でも、あなたのことを嫌ってる訳じゃないよ。」
『そ、そうなんやぁ...
良かったわぁ...』
福良「(´∀`*)フフッ
よかったね、あなた」
『!!!( ゚д゚)ハッ!!!! ふくらさん!?
いつの間に居たんですか...』
福良「んー?
...内緒っ」
『ず、ズルい...』
福良「伊沢、仲直り出来て良かったじゃん。」
伊沢「お、おう。」
福良「よしっ!
それじゃー、動画撮りますか!」
『はーい!!
あ、今日は山本くんも出ますかっ!?』
福良「うん、出るよ?」
『やったぁぁぁぁ!!!
山本くん!!今日も出るんやってぇ〜!!!』
山本「そうなの!?」
『おん!一緒にすわろなっ♡!!』
伊沢「は、ハートが見える... (゜゜)…」
福良「こりゃダメだ... ( ー́∀ー̀ )」
* 関西弁は一応調べながらやってますが、
難しいですね... (作者は北海道住み。)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!