第3話

運び屋
2,490
2021/01/01 10:00
あなたside






私はあなた。


学校をサボり始めて約5年、


ニューヨーク生まれの身長159cm。


性はLierで、恋人はいない。


てか…恋人なんていらない、邪魔なだけだし。






冗談が通じないSquは嫌いだ。


なんであんな馬鹿正直な性が存在するのだろうと、


何度思ったことか。



you
you
…ふぅ、そろそろ行くか。




夜10時になるとタイムズスクエアのネオン街に出て、


ドラッグを依頼主に渡して、金を儲ける。


俗に言う"運び屋"ってやつ。




リュジン
リュジン
…遅い、22時ジャストに来いって言ったでしょ?
you
you
ごめんって、
リュジン
リュジン
何してたの?
you
you
別に。
で、今日の"荷物"は?
リュジン
リュジン
すぐそこに、ニューヨークの有名な酒場あるのわかる?
you
you
あー、なんとなく。
リュジン
リュジン
そう。そこの経営者"イム  ナヨン"に、
これを渡してきて欲しいの。
you
you
でも、あのバーって警察  サツが入口付近巡回してないっけ?
リュジン
リュジン
いるよ?でも、できるでしょ?
you
you
…本気?
リュジン
リュジン
報酬は500ドル、どう?
you
you
少ないな、無理だね。
リュジン
リュジン
…じゃあ1000ドルは?
you
you
いいね、やるよ。



そう言って、


リュジンから"荷 物" ドラッグ を貰った。






リュジンは情報屋で…私と同じLier。


カリスマ性が高くて、可愛い。









…怒らせるとやばいけど。






you
you
さっさと終わらせよう。





私はいつもの通路を通って、


普段よりもやけに騒がしいネオン街に出た。






プリ小説オーディオドラマ