トムトくんが森へ向かうと、おいしそうなトマトがたくさんありました。
トムトくんは燃える火のような赤いトマトを見つけました。
トムトくんが見つけた、そのトマトには、リコピンがすごくたくさんはいっていました。
トムトくんは、スキップして家に帰ると、さっそくトマトを育てました。
1本の苗から、大量の真っ赤なトマトが実を付けました。
トムトくんは、トマトを収穫すると、すぐに社長さんのところへ持っていきました。
社長は、感動しました。
しかし、トムトくんに2回も助けてもらうなんてなんて自分は情けないんだ、とも思いました。
しかし、社長は今回もトムトくんの厚意に甘えることにしました。
社長は決意を表明しました。
そして、言葉通り世界一のトマトジュースをつくったのです。
社長とトムトくんの頑張りで、トマトジュース会社は立ち直ることができました。
そして、翌朝の新聞には「今のはやりは高リコピントマトジュースに、トマトサプリでおいしく健康に!」
という記事が載りました。
そして社長のトマトジュース会社カモメと、サプリメントのとめいどう会社は、仲良く、売り場をとりあったということでした。
トムトくんと金色のトマト 終
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。