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第6話

four love
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2021/07/27 07:23




あいつ、善逸兄貴が帰ってきた。
「ただいまぁ…疲れたー」

「!善兄…!!」

「お、あなたじゃん!!久しぶり!」

あなたが善逸に抱きつく。



黒い感情が、ふつふつと湧き上がる。




黒い感情嫉妬を抑えるために、あなたを善逸から
引き剥がした。
「何するの炭治郎!!」

「何って、善逸疲れてんだぞ。ゆっくりさせてやれよ」

「えー…はぁーい」

すると善逸は俺の頭を撫でてきた。

「ありがとうな炭治郎〜」

「うるさい、手をどけてくれ」


反抗するように言ってみる。

善逸は

「連れないなぁもー」

とぼやいている。




ただの優しさじゃない。
















ただ俺は、






























あなたと仲良くしてる善逸を見たくないだけ。






そうしているうち、今度は善逸があなたの頭を撫でていた。




「あなたぁ〜炭治郎が連れないよ〜」

「あははっ」










触るな。










触れるな。















あなたに触らないでくれ。























ムカつく。




「おっ」

「…………早く休んだら?」





あなたの頭を撫でていた手を力強く掴み、


善逸を睨みつけた。


「そうだな〜じゃあ休もっかな〜」










…あんな、あんなやつのどこが良いんだよ。

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