第4話

second love
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2021/07/05 09:18

竈門炭治郎side


彼女には、少しでも意識してほしかった。




「炭治郎!」








そう彼女に抱きつかれそうになった瞬間、


俺は思ってしまった。


















俺は、ひとりの" 男性として
見てもらえていない "と。
だからいつも危機感すらも持ってくれなかったのか?



















" 幼なじみ "だから?



酷い、酷い、酷いぞあなた。






















俺は……























こんなにもお前を想っているのに。





ずっと、好きなのに。










出会った時からずっとずーっと一緒にいたのに、どうして?







どうして、わかってくれないんだ?




好き。







好きなんだよあなた。














早く気づけ、俺を好きになれ。









この鈍感。

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