第14話

対人恐怖症(前編)
847
2018/09/16 05:27
ユンギの母
久しぶりね、ユンギ
ユンギの父
話は聞いている
ゆんぎ
ゆんぎ
あ、ああ。
今日、俺の両親が大邱からこっちへ上京してきた。






俺と病院へ行くために
医師
医師
ユンギさん。
ゆんぎ
ゆんぎ
は、はい
医師
医師
私の目を見て、自己紹介をしてください。
ゆんぎ
ゆんぎ
え?
医師
医師
名前、誕生日、年齢、好きな色、食べものなど、なるべく長めに
ゆんぎ
ゆんぎ
ミ、ミン・ユンギです。。。
1993年3月9日生まれ
19です。。。
何故だろう

医者の視線が怖い。。。
ゆんぎ
ゆんぎ
す、すきな、色。。。
ゆんぎ
ゆんぎ
ぁおぃ。。。ろ
だんだんと、恐怖で声が出なくなる。。。
ゆんぎ
ゆんぎ
──が
ゆんぎ
ゆんぎ
───で。。。─の
ゆんぎ
ゆんぎ
。。。
目を見れない。。。喋れない。。。
医師
医師
では、私の手のひらに、手のひらを重ねてください
ゆんぎ
ゆんぎ
。。。
手を置きたくない。。。


何故か怖い。。。
医師
医師
置けませんか?
ゆんぎ
ゆんぎ
え、と。。。
ユンギの父
両親の方を振り返ると


まるで、得体の知れない何かを見るように










冷たい顔をしていた
ゆんぎ
ゆんぎ
!。。。
ゆんぎ
ゆんぎ
ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、
呼吸が荒くなる。
医師
医師
ユンギさん?どうしました?
医者や、両親の声が遠のく
ユンギの父
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ユンギの母
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