第8話

長編私の夢の話1:偽物
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2022/06/21 12:47
あれはいつ見た夢だろうか。記憶にはっきり残っている夢が何個かある。
今日はそんな覚えている夢の話から1つお話しましょう。
皆さんは、パラレルワールドは信じますか?
もしかして、別の時空があるんではないか、
もう1人の自分がいるのではないか、
今日はそんなお話です
キンーコーンカーンコーン
今日の卒業式の練習はこれでおしまいです。
皆さん解散してください〜!
はっ!また、ぼんやりしてたいけない!
辺りを見渡すと、体育館に名前も知らない人達が並んでいる。さっき、何かに追いかけられていた気がしたけど気のせいだろう。
私はぼんやりしながら、その場の皆の行動に合わせて動いてた、次に記憶にあるのはハイエースの中何人か、よく顔を見知った人達が、乗っていた。卒業式の練習の帰りだったと思う。
ハイエースは、道をどんどん走っていった。
助手席に乗車していたので、また、ぼんやりして写り変わる、景色を見ていた。
すると、突然ある、疑問が私の頭をよぎる、
なんで、こんな所にいるんだろう。
この疑問をさかいに、私の頭は突然冴えた
私は、もう学校を卒業する年齢じゃないしここは夢なんだ!ここから出なくちゃいけない!
私は、運転席に座ってる運転手に指をさして、ここは偽物だー!と叫び、隣の運転手の顔を引き裂き、助手席のドアを開けて、まだ走ってる車から飛び出す
現実ならアスファルトの道が、この世界は
海になっていて、ボチャンと飛び込むそのままクロールで必死に泳いだ、何かが、追いかけてくる様子は無かったが、必死だったからか、
段々意識がフェードアウトして遂には真っ黒になった。
次に目を開けると枯れた痩せほそった木の幹の下で寝ていた。
近くには、長い石畳の階段がある。上へ登ると、大きな赤い鳥居の神社が見える下へ降ると、農村があった。空は青空でもう少しで日が落ちる所だった。
とりあえず農村の散策に出かけた、村自体は農業と、山の恵に頼って生計を立てていた。
だが 、この農村には2つ奇妙な点がある。
1つは、村独自の物が多くあるという事、例えば、山の木の実や岩や、木を運ぶために
汽車があるということ、その汽車も、人が乗れる立派なものではなく、リアカーが、何個も繋がってる、貨物列車のようなもので線路も、白く塗りつぶされている木で出来たジェットコースターのレール様に貧弱な線路である。その他にも住民は、桑や斧生活雑貨家に至るまで、住民が作っていた。
もう1つは住民の格好が歴史の教科書とくに戦前、戦中、戦後で見た格好なのである。
モンペにほっかむり、足袋に草履。もう令和なのに、ここでは意識がはっきりしていたここから逃げないと常にその事だけが頭にあったからか、余計にこの村の住民が、気持ち悪く見えた、村の住民がよそよそしく不気味な感じがしたからだどこか、この村自体、ほかの世界から隔離されている気がしてた。
そんな、不気味な村だが、この世界にも心を許せる人がひとりいた、それは河川敷で出るために模索してた時、少し薄汚れたタンクトップに、灰色の短パン下駄を履いた、坊主の少年に声をかけられたからだ、その少年は家がなく、ほぼ河川敷の岩がゴツゴツしてる場所にリアカー1つで暮らしていた、その辺のゴミで作れる物を作り暮らしには困って無かった。
少年は私を招いて自分の事だけで精一杯なのに世話を焼いてくれた。
そこで少年からこの村の真実を聞く
        この村は、住民事呪われていて、
この街に来るものを、生贄にして
閉じ込めている
少年は心配した顔をしてここに長くいては行けないから早く帰りなさいと言った。
そして、ここから出る方法を丁寧に教えてくれた。あそこの列車の、トンネルから、出られるということ、絶対立ち止まらない事それだけだという。
分かった。今までありがとう
少年は少し寂しそうな顔をしてトンネル付近まで送ってくれた。
私は、自分の身代わりとして丸いぬいぐるみを少年に渡すことにした。
少年は、笑顔で受け取って、見送ってくれた。
トンネルは狭くレールにそって登っていた。
とても狭いので、四つん這いになって、
進む、トンネルの小さく、四つん這いになると、背中に当たる。
少し昇った所で後ろで気配を感じたが、立ち止まったらいけないと思いひたすらに進む、
もう、だいぶ昇っただろうか、向こうの光差し込み、下りのレールが見えてくる、あと少しで帰れると思った、すると入口の方から、
声が聞こえる、
おじさん
おーい!列車通るぞぉ〜避けろ〜
少しづつ進んでいたので、入口の方が見える、そこにはほっかむりをしたおじさんと、
貨物列車がいた、一瞬避けるために立ち止まって列車を先に通そうかと考えたが、少年の言葉を強く思い出す彼は繰り返し言っていた
         絶対立ち止まらないで!
私は、おじさんの言葉を無視して進んだ、
外の光が、カッッッッと顔に当たる、視界が白く前が見えなくなった。
次に見たのは、いつもの布団と部屋の天井
現実に帰ってきたのかと安心した。
これは実際に見た夢の話である。しかし私はこの世界の事を、一概に夢とは言いたくない。
設定がやけに凝っていた、身代わりに渡したぬいぐるみ、この身代わりが、無ければ、私は帰って来れなかった気がしてならないのだ。
皆さんも、こんな夢のお話あるのでは無いのでしょうか?
それではおやすみなさい

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