＿＿＿＿＿＿＿＿＿あなたside.

＿＿＿＿＿幼少期.

シャオちゃんは


保育園でも


小学校の頃も

ずっと隣にいてくれた。

見てて楽しくなって来て

私はたまに家を抜け出して遊びに行っていた。

、

だがシャオちゃんは


毎日必ず傷が増えていた。

親が捕まったその後


無理して笑っているのがわかった時、

シャオちゃんはとてつもなく苦しそうな顔をしていた。

その日から

シャオちゃんは愛想笑いが得意になった。

(フリーイラストです。)



、

それからもずっと無理をしていた。

そんなの壊れるに決まってる。


















だから二年前。


当たり前のようにシャオちゃんは壊れた。







苦しそうだった、辛そうだった。


私以外の前で笑えなくなって、


沢山の人に虐められてきた。


「シャオロン君って空気読めないの？」
「愛想笑いきもちわるーい」
「……笑えないなら来ないでよ」
「場の空気が悪くなる。」


そんな事がよく隣から聞こえてきた。

今もまだ、トラウマは克服できていない。

「苦しいなら言って。」

それが口癖だった。

それが今になって……

現在（いま）

私がシャオちゃんに言ったことなのに。

私は言われてしまった。

当の本人に。

だがもう1つ理由があった。



それは苦しいなどという感情、痛みでは無かった。

そう、中学の時に私とシャオちゃんを虐めていた…

気づかれた。

終わった。

どうせ


       「なになに？付き合ったの？w」


などと戯言を吐いてくるだろう。

なにか前と違う。

             「護衛．西園 楼ですから。」

＿＿＿＿＿＿＿＿楼side

此奴は危ない。

もう改心した風に近づいて殺しに来る。

勿論、身体では無い。


精神だ。

馬鹿だ……、本人の前で。

私でさえもガックリだわ…。

＿＿＿＿＿＿＿＿あなたside

もう我慢しきれない。

今此処で

素を……