突然だが今、私は追い詰められている
その相手は勿論探偵社員
ナオミ「さぁさぁ、澁澤さん!!昨日のことについて白状してもらいますわ!!」
あなた「昨日のこと、、、、、なんかあったか?」
乱歩「とぼけないでよー、気づいてたくせに」
矢張りバレていたか、、、
奏「男性の方、誰なの?ちゃんと見れなかったけど背が高かったし、めっちゃカッコよかったんだけと!!」
コイツは無自覚面食いなのか?
太宰「確かに、イケメンだったよねー。まぁ私には当然敵わないけど!!」
いや、いい勝負をしていると思う
公式イケメン(太宰)とギリ非公式イケメン(ドス)だからな
ん?龍彦も公式イケメンだった気がするな、、、、
与謝野「アンタ、今眼鏡とマスクを取ってくれよ。そっちの方がアタシは良いんだけどねェ」
目立ちたくないから絶対嫌だな
あなた「まぁ、昨日は友達と久しぶりに遊びに行っただけだ。それ以上でも以下でもない。ほら、例えば、、、、、、、、昔の太宰くんと中原中也みたいにな」
太宰「!」
いや、実は知ってるんだよな、全部
8歳の時に2人が会ったこと
太宰治が15歳からポートマフィアなこと
そしてポートマフィア最年少幹部になったこと
中原中也は羊の王だったこと
2人が1つの組織を1晩で完全消滅させたことから双黒と呼ばれたこと
現ポートマフィア首領、森鴎外が元ポートマフィア首領を暗殺し、太宰治に証人にさせたこと
太宰治が18歳の頃、芥川龍之介を拾ったこと
太宰治の親友が坂口安吾、織田作之助
その内の1人、織田作之助が龍頭抗争で死亡したこと
その為太宰治はポートマフィアを抜けた、、、
全て此方の情報綱から来ている
まぁ独自で調べた所もあるが
太宰「へぇ、知ってるんだね。どうやって?」
此奴、分かって聞いてきやがるな
あなた「太宰くんが考えてるの通りだが?」
賢治「え、え、どうゆう事ですか?」
敦「二人とも頭良すぎて話についていけない」
まぁ、"︎︎死の家の鼠︎︎"︎︎についてはいくら太宰治でも分からないだろう
そして太宰治は大事な事を見逃している
勘違いしている
それは、、、、
あなた「(私が今も裏組織に所属していると思っていること)」
そう、私は今何処の組織にも入っていない
本当に武装探偵社だけなのだ
私の周りにいくら魔人という凶悪で神になろうとか言う頭の狂った奴が居たって、人に興味がなくヨコハマを破壊しようとしている人を超えた弟がいたって、親友を殺そうとしたり人を殺して大笑いする道化師が居たって、決して組織には入っていない
探偵社に入る前だって、何処かに入っていた訳ではない
身内と一緒に人を殺す。ただそれだけ
今思えばあの時私は何のために生きていたのだろうか。何故その道に進もうとしたのか。
嗚呼、思い出せば思い出すほどこの世界は酸化してゆく
あなた「(本当に面白くない)」
生きることは、死ぬことより何百何全倍も辛い
それは人を殺すことに対抗がなく生まれてしまった私の天罰なのだろうか
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《澁澤あなたの過去》
看護師「うわぁ、凄いわ。珍しいアルビノですよ!」
母「本当ですねぇ。アルビノは通常より体が弱いから、優しくあたたかく、めぐみを与えて育てないとねぇ」
私は日本では珍しいアルビノという体質をもって生まれた
アルビノとは体の色素が生まれつき不足している状態のこと
その為視力が弱い、眩しい、紫外線に弱い、肌、毛、などの色が薄い、などの特徴がある
そして来年生まれた弟も、アルビノだった
だが私たちは両親にケアや紫外線などに気をつけてくれたことから、虐めもなく、難なく育っていった
そして私が9歳、龍彦が8歳の時のこと
龍彦「姉さん、僕も母さんみたいにマニキュア?してみたい」
急にそう言ってきて
母さんは暗い紺色のマニキュア毎日してる
前その理由を気になったから聞いてみると、
「あ、これぇ?これはねぇ使うと人の魅力が引か出されるのよ。この色、綺麗でしょ?母さんの特徴の1つなんだよ、このマニキュアは。それに、これは父さんが母さんの為につくってくれたのよぉ?世界一大切な物なんだよねぇ」
と言っていた
まぁ、ちょっとぐらいならいいだろう
あなた「じゃあ、私が塗ってやる」
そう言って勘でマニキュアのある場所を探り、初めてながらも私は龍彦に母さんの紺色のマニキュアで塗った
今思えば、この時から私は普通ではなかったのだろう
あんなに母さんが大事にしていたものを躊躇いなく勝手に使い、申し訳ないという気持ちも一切なかったのだから
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※デッドアップルの内容と大きく異なります
映画では澁澤さんは昔敦くんに1度殺されていますが、殺されていません
マジで内容違います
あなた「ほら、できたぞ」
龍彦「やっぱ姉さん凄い。初めてなのに綺麗に塗れてる」
あなた「なら良かった」
マニキュアは机に倒したまま置いておいた
意外と難しかった
母「あなた〜龍彦〜、何してるのぉ?」
あなた「あ、母さん、此処にいる」
母「あ、ホントだ、、、、、、、、わ」
急に言葉を詰まらせる母さん
あなた「どうしたんだ、母さん」
母「っっ!!前あなたにも話したよね!!これはお母さんの大切なものだって!!なんて使ってるの?!?!」
今までで全く怒らなかった母さんが怒鳴る
何故そんなに怒られなればいけないのだろうか
龍彦「ヒッグ、う、うぅ、母さん怖い!」
あなた「!!」
急に泣き出し、私の後ろに隠れる龍彦
その瞬間、私に怒りが芽生えた
あなた「母さん、そんなに怒らなくてもいいだろう。龍彦が泣いてしまってるじゃないか」
母さん「アンタったら!っ、物心がついた頃から可笑しいのよ!アルビノのくせに中々体調が悪くならないし、雰囲気だって6歳に合わないくらい大人しいし!!それに、それに、、、、、、、アンタは父さんが死んだ時、泣いてすらなかった。私は普通と何もかも違うアンタが昔っからずっとずっと!!嫌いだったんだよ!!」
初めて言われた言葉
私はずっとそう思われていたのか?
父さんが昨年死んだ。原因はがん
確かに泣かなかったし、悲しくもなかった
所詮人間はこんなもの
何時か死ぬ
あなた「父さんが居たって居なくたって!!大して変わらないだろ!!」
母「あ、あ!あァァ!!ほら!こんなにも思考が可笑しい!!普通じゃない!!なんでなんで!?!?龍彦は普通なのに!!こんな普通じゃない娘なんて、、、、、、、死んじゃえ!!」
そう言い、母さんは近くにあったイスをこっちに投げようとしてきた
龍彦「ね、姉さん!!ぼ、僕はどうすればいいの?」
涙を必死にこらえてたずねてくる龍彦
私は振り落とされるイスを華麗に避け、龍彦を窓から出し、外に逃がした
龍彦「え、姉さん!!どういうつもり!?」
何か言ってるがそれどころでは無い
龍彦が外に出たことを確認し、全速力で台所に行き、、、、、、、、、、、、包丁を取り出した
母さんは今、部屋で暴れている
あなた「母さん」
母「!?!?その手に持ってるものを離しなさっ」
言い終わる前に、私は母さんの腹を刺した
そして馬乗りになり、何度も何度も、骨が見えるほど抉り刺した
首、腹、顔、脚、腕
全てボロボロになった母さんを見ても、私はいつもと同じ顔をして見ていた
龍彦「ね、姉さん、大丈b、、、っ!!」
龍彦「ね、姉さん、こ、殺したの?母さんを」
あなた「嗚呼、そうだ。私は間違っていることをしていない。私は悲しくもなんともない。龍彦、こんな私が憎いか?」
服には大量の血
白すぎる肌には真っ赤な血
爪にはマニキュアのように血の赤で染まっている
そして表情は何も無かったかのような無
こんな姉は誰がどう考えても恐怖しかないだろう
龍彦「そんな訳ない!だって、母さんは姉さんを苦しめた、苦しめようとしたんでしょ?なら死んで当然だよね。そうでしょ?姉さん」
今まで薄々気づいていたけれど、龍彦は私に依存している
寝る時、風呂に入る時、学校に行く時、出かける時、ご飯を食べる時
ずっと隣についてくる
この歳だったら普通なのか?それすら分からない
でも兎に角、異常じゃないほどずっといる
龍彦「僕から絶対に離れないでね?姉さん」
うん、私じゃなかったら耐えられてないと思う
結局、私は証拠隠滅させてから母さんの死体を川に捨てた
そして、パソコンでハッキングし、父さんと母さん、私と龍彦の書籍を真っ白にした
これが所謂鬼才というものなのだろう
これでやっと私達は自由に生きられる
母さんが死んだことより、こっちの方に感情が高まっていた
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時は過ぎ私が15歳、龍彦が14歳の頃
龍彦「姉さん、行こう」
あなた「分かった。ちょっと待ってろ」
一緒に登校
これが当たり前
まぁ龍彦が言い出したものだが
あなた「よし、準備できた。行こう」
手を繋いでいる為、本当にカップルに見えるが、2人とも顔が似すぎなので姉弟に見える
2人とも顔面が良すぎる故、誰も話しかけない
そしてこの時にはもう、犯罪に手を出していた
あなたは主にハッキングや詐欺、殺し屋みたいなのをやっている。殺し屋はターゲットを殺してから依頼人に金を貰い、その後に依頼人も殺す、のようなただ単に金を稼いでいるだけ
弟の方は、殺人
此方もお年寄りや赤ちゃん関係なく無差別殺人をする
2人で裏組織に行って取引したり、情報を得たらその組織を潰す
これの繰り返しで、ざっと一生遊んで暮らせるぐらいの金がたまった
あなた「そういえば龍彦、また愛手紙(ラブレター)捨てたのか?」
龍彦「、、、、、、、、、まぁな」
実はこの男、毎度あなたの引き出し、ロッカーなどのあなたに向けてのラブレターを全部燃やしているのだ。自分へのラブレターも当然破り捨てている
勿論あなたはそれに気づいてない
龍彦「(最近姉さんにしつこく手紙を渡す奴や、姉さんのロッカーに血入りシュークリームを送る奴がいたり、自分の血でラブレターを書き自分の毛をいれたクッキーを姉さんに食べさせようとする奴がいたり、そういうのを僕が捨てていることを知って無理やりにでも姉さんに近づいたりするやつなど、姉さんの周りには性癖が気持ち悪い輩が増えている。殺してやってもいいんだがそれだと不自然すぎるな)」
とても物騒なことを考えているのも勿論あなたは知らない
あなた「(毎日同じ、、、、、、面白くない)」
そしてあなたはこの時点で悟り開いていた
この調子で高校生も暮らしていった
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時は流れあなたが20、龍彦が19の時
あなた「はぁ、やっと死んだ。今回は手間をかけすぎた」
路地裏で1つ、そう呟く
龍彦「確かに、手間がかかったな。裏で誰かが操っているように」
あなた「、、、、、、、、なるほど、そういう事か」
龍彦「何かわかったのか?」
あなた「まぁな。何時かハッキングしている時の記憶と今の状況が一致した。これは誰かに仕込まれた殺し。私たちにはデメリットもメリットもないが、あっちにとってはメリットがある。相当頭がいい。確か名前は、露西亜出身、フョードル・ドストエフスキー、、、、、、だった気がする、、、、、、!!誰か来ている」
「流石鬼才と呼ばれる犯罪者、澁澤龍彦と澁澤あなたですね。まさか名前まで特定できるなんて」
澁澤「フョードル・ドストエフスキーだな?」
ドス「えぇそうです」
これが私達とフョードルの出会いだった
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あの後結局此奴は殺しても意味が無いと3人とも判断したため、組むことになった
「や、やめてくれ!!どうか許してくれ!!」
そして今、私達は露西亜に住んでいる
フョードルがそう言ってきたのだが
ドス「そんなこと言われてやめるやつが何処にいるんですか」
「っ!元はと言えばそっちがこうなるように仕組んできたんだろ?!」
あなた「まぁ確かにそうだな。だが、そんなものに引っかかる頭が悪いお前が悪い。これは少し抜け穴をつくってやった。なのにお前は気づかなかった。分かるな?お前が待っているのは希望ではなく、、、」
澁澤「死だ」
血が辺り一面に飛び散る
ドス「はぁ、何奴も此奴も頭が悪いですね、こんな簡単な罠にかかるなんて」
澁澤「これだから低脳は面白くない」
あなた「腹減った気がする」
澁澤「︎︎"︎︎気がする︎"︎︎なんだな」
ドス「あ、一般人が来ますよ」
なるほど、
あなた「さっきの気配はアイツらか」
澁澤「このまま去るとアイツらにこの死体がバレて通報される。そしたら色々と面倒臭くなるな」
そう、別に捕まえられはないんだけど居場所が分かると世間が騒ぐ
そうすると自動的に私達の方が面倒臭くなる
あなた「さっさと殺してしまおう」
ドス「嗚呼でも、ぼく達の話してますね」
そう言いフョードルは、一般人に近づいて行った
、、、、、、、、、面倒臭い
飯食いたい
ドス「それ、本人がいる前で話しますか?」
その後、ちゃんと殺しといた。私と龍彦で
澁澤「姉さん、此奴は?」
あなた「面倒臭い」
澁澤「面倒臭いって、、、、」
少し呆れ顔で言う龍彦。可愛い
ドス「良かったですね貴方、命乞いしましたよ」
フョードルが余計なことを言ってからこの場を去っていった
案の定、残ってる1人は叫んでいたが
ドス「さぁ、あなた。ぼくとあなたの2人っきりでディナーしましょう」
澁澤「2人っきりを強調させるな、私も行く」
ドス「なら行きません」
あなた「なら私は龍彦と二人っきりで行ってくrドス「3人で行きましょう」、、、、、」
なんか初めて会った時から執着してくるんだよなフョードルって、、、、、、
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あれから半年したぐらいに武装探偵社に入った。暇つぶし程度に
でもまさか、あの死の天使とポートマフィア最年少幹部、そして、私達3人の下にいる、大手会社の社長の娘がいるなんて思っていなかった
まぁ下調べは一切していなかったからな
そして母は今になってわかったが多くの犯罪に手をのばし、クスリをやっていた
相変わらず屑で醜い母だ
はぁ、昔のことを思い出しながら仕事をていたらもう夕方だ
今日も残業するか、、、、、、、
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主からのちょいネタ
・澁澤さん、やっと出れて感動しています
澁澤「初登場が8歳なのは驚いた」
ドス「今の所貴方よりぼくの方が断然登場数多いですよね」
澁澤「私が登場したら絶対お前もついてくるからな、、、、、」
あなた「いやフョードルがさりげなくdisってる事に気づけ???」
・ドス君はあなた様と会ったのは神からの運命の出会いだと思っているそうです
ドス「初めて見た時から憑かれてました。多分あなたに惚れない男はいないと思いますよ。惚れたら殺しますけど」
いやそれあなた様見た人全員人生詰んでて草
・あなた様の過去最多ラブレター&バレンタイン数は652個らしいです
澁澤さんは650個です
あなた「?人生で1度もフョードルと龍彦以外に貰ったことはないが、、、、、」
ドス「澁澤さんが捨てたんじゃないですか?」←知っててわざと聞いた人
貴方も捨てて燃やして異能使って消してますよね
・そろそろシグマちゃんとやつがれを出したい!!!!!!!!!!!!!!!!猟犬も出したい!!!!
※主の推しはやつがれです
条野「しょうがないですね、此処で出てあげましょう」
末広「筋トレ中に此処に来いとよばれたのだが、、、、」
私の愛するやつがれ♡♡♡♡♡「やつがれだけ名前の表示おかしくないか?」
シグマ「良かった、このメンバーがまだまともで」
シグマちゃんによる回想シーン↓
ドス「あなた好きです愛してます閉じ込めたいぐらいにいやいっそもう閉じ込めて食っちゃえばいいのかなるほどその後にぼくしか見えないようにしてあげてからそして(略)」
ゴンチャロフ「一人の女性に一生懸命な主様!!!!!!!素敵です!!(泣)(感動)」
ゴーゴリ「ドス君にクイズです!パンはパンでも食べられないパンはなーんだ!ヒントはあなたさん!あ、答え言っちゃった!ん?答えあなたさんはおかしくない?ヤバイ、あなたさんに会うの禁止宣言されたから頭回らない。どうしようどうしようどうしようどうしよう」
シグマ「誰かコイツらをどうにかしろ!!!!あとあなたって誰!!!!!!!」
シグマちゃんによる回想シーン終了
条野「それは大変でしたね、、、、」
やつがれきゅぅぅぅぅん「辛さが何となくわかる」
末広「よく分からないが困ったことがあったら言え」
シグマ「天人五衰に入ってから初めて感動した、、、、、、これが通常というものなのか(泣)」
シグマちゃんは苦労人です
では、また次回でお会いしましょ〜
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。