あ、プリン
私が冷蔵庫を開けたら
プリンが入ってた
ぶーちゃんのかな……
私はアイドルであるブ・スングァンと
付き合っていて
同棲しています
だからきっとこのプリンは
ぶーちゃんのだ
さっきからお腹が
ぐーぐー鳴ってて……
私はこうして
ぶーちゃんのプリンを
ペロリと食べてしまいました……
でもこのプリン
実は
ぶーちゃんが
すっごい並んで買った
数量限定の特別プリンだったんです……
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
いつもあんなうるさいぶーちゃんだけど
私の元に帰ってくるぶーちゃんは
いつも疲れ切ってる
なんだか今日は特に元気がない
とぼとぼとどこかへ歩き出したぶーちゃん
冷蔵庫の前につくと
パカッと開けた
何かを必死に探してた
冷蔵庫の中をキョロキョロしながら
私にこう言った
三時間前……
お腹空きすぎて
私が……
そう言った瞬間……
ぶーちゃんが今まで見たことないくらい
すっごい怖い顔をした
“はぁ”
私に聞こえるように大きくため息をついた
ぶーちゃん
そんなの知らなかった
私は罪悪感に苛まれた
ぶーちゃん拗ねてリビングに行ってしまった
ぶーちゃんを追いかけるように
私もリビングへ行った
ソファーに座ってスマホをいじってる
ぶーちゃんの隣に腰掛けたら
私に背を向けるように座り直す
全く振り向いてくれない
ほんとに怒ってるみたい
肩を何度か揺らして
私はしつこくぶーちゃんを呼んだ
“グッ”
私は強くぶーちゃんの肩を押してしまった
すると
“ドサッ”
ぶーちゃんが
私の手首を強く握って
ソファーに押し倒してきたのだ
ぎゅーーっと握られた手首は
アザができそうなくらい痛い
その言葉が聞こえた瞬間
私の首筋にぶーちゃんの歯が立った
首筋を何度か噛まれると
今度は耳に…
私は耳が弱いから
そこを攻めてくる
舐められる度に
体がビクビクしてしまう
さっきまで死ぬほど耳を攻めてきたくせに
急にやめたの
ニヤッと笑ったぶーちゃん
ぶーちゃんは大きくなった
自分のモノを出すと
まだ慣れてもない
私の中に
無理やり押し込んできた
濡れてないから
痛すぎて
顔をゆがめてた
ぶーちゃんは満足気に笑ってる
そしたら
めちゃくちゃ激しく出し入れしてくる
しかも
めっちゃ浅くされたり
めっちゃ深くされたり
そんなことを繰り返されて
徐々に痛みから快感へ変わっていく
私の弱いとこを
ガンガン突いてくるから
私の腰が浮くの
そしたら
腰をガッチリ持たれて
もっと深く犯してくる
大きいぶーちゃんのモノが
私の好きなとこに
焦らすように擦れる
ぶーちゃんの乱れた服を
ぎゅっと掴むと
それに応えるように
私の手に指を絡ませてきた
もっと速く深く突かれて
体を大きく跳ねさせた
私に次いで
ぶーちゃんも体を震わせた
中に温かいものを感じる
そう聞くと
スッとモノを抜かれる
にたぁぁっ
と笑ったぶーちゃんの顔が忘れられない
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それからというもの……
プリンのあの形と
あの色と
あの匂いを嗅ぐ度に
ぶーちゃんの恐ろしい
笑顔が脳裏に浮かんで
酷く離れない
私の唯一の嫌いな食べ物
それは
プリンです
END__
4月6日はみんぎゅのせんいるですね!!
ってことで
Coming soon ▹▸ Mingyu
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!