日曜日
約束の場所で私はウォヌと落ち合った
ウォヌは髪をポリポリと片手でかくと、すこし首をかしげた
ウォヌは申し訳なさそうにそう言ってきたけど、私からしたら好都合
なぜならこれからウォヌに相談があるからだ!!
ウォヌは一瞬目を丸くしたけど、すぐに一つうなずいてくれた
そのまま二人で近くのカフェに入った
店員に飲み物を頼み終わったウォヌがメニュー表をたたみながら言った
まだ話終わってないのに、ウォヌは遮るように言葉を発した
ウォヌは何故かいつも人の言おうとしてることを見破ってくる
店員がどーぞと、カフェオレを持ってくると、ウォヌは少しの間黙り込んだ
ウォヌはスニョンと仲が良くて、なんか色々知ってる
カフェオレの入ったコップを机にコツンと置くと、ウォヌは顔を近づけてきた
え…………?
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。