第32話
《モストロラウンジのVIPルーム》
さあ!オンボロ寮の監督生さん!
契約をしましょう!
おい、ユウ
こんな奴の契約なんてしなくていいんだぞ
…
☺️
なぜユウさんがモストロラウンジまで来てくださったのか…
それは少し時間を遡ります
《今日のお昼休み》
今日、学園長に許可をもらってずっとアズールを観察して来たけど…
なんでもこなす完全無欠の優等生って感じだったな
そうだね…
ぶなぁ〜!
早速アズールの奴にこき使われてヘトヘトなんだゾ
モストロラウンジの掃除に、給仕
使いっ走りまでやらされるし
俺なんて朝の6時から呼び出されたぞ…
自業自得だな
う〜ん…
出来るだけ早くなんとかしてあげたいんだけど
あらあら、誰かが困っておられる声が聞こえました
これはほっといてはいられませんわよね
そう思ったのはわたくしだけではなかったらしく、お兄様方も立ち上がった
おや、暗い顔をしてどうなさったんですか?
あはは
ここイソギンチャクの群生地じゃん
「わたくしの可愛い」イソギンチャクです!
フロイドお兄様!
あー、はいはい
ぷぅー(-᷅_-᷄๑)
ごめんってええ
ごほんっ、
何か悩みを抱えているようにお見受けしますが…
どっかの誰かさん達にこき使われて困ってま〜す
あらあら、契約は守らないとダメですよ?
あはっ、あなたの言う通りぃ〜
契約違反したイソギンチャクがなんか言ってるぅ〜
あらあら、契約違反のイソギンチャクさん
お可哀想に…
お前らはぁ文句言える立場じゃねーんだよ
黙ってろ。
ヒィッ、、、また締められるぅ〜
私が話しかけているのはイソギンチャクではなく
監督生さんですよ
え?!
自分ですか?!
なぁ〜にエビみたいにビクってしちゃって…
エビ…小さいから小エビちゃんかなぁ
貴方はこの間リドルさん達とスパイごっこに勤しんでいましたから
僕らのことはよく知ってると思いますが改めてご挨拶を
スパイごっこってなんのことでしょうか?
すごい気になる!
あ、でもシゴトシゴト…
僕はジェイド・リーチです
こっちは双子のフロイド
どうも〜
フロイドで〜す
それで妹のあなた
あなたで〜す!
では話を戻してもしかして貴方のお悩みは…
このバカなイソギンチャク達のことではないでしょうか?
もしかしてなんてよく言うぜ
ふふっ、そのことでしたら直接アズールに相談するのが一番かと
ええ、そうですね
あの方はグレートセブンの海の魔女のようにとても慈悲深いお方
そうそう!
アズールはなんでも叶えてくれるよぉ〜、、、例えば
・
『そのバカなイソギンチャク達を自由にしたい』とか
2人と1匹 「「「えっ?!」」」
もちろん、タダでとは行きませんが
チッ、それが狙いかよ
俺たち親切で教えてんの
ね、あなた
はい、フロイドお兄様
わたくし達悩んでる人を放っておけないたちですものねジェイドお兄様?
ええ、もしその気がありましたら
夜9時過ぎに『モストロ・ラウンジ』へお越し下さい
ユウさん!待ってますわね☺️
待ってるねぇ〜小エビちゃん😄
おいしいお茶を入れて待ってます😊
・
監督生!お願いだ!
申し訳ないが、お願いします!!!
お願いなんだゾ〜!
え、ええ…
《今のモストロラウンジ》
そして今に至るのです!
わかりました
自分も契約します!
な、何言ってんだ?!
ユウさん…意外と度胸がありますわね
それに、ふわふわの…耳…しっぽ……うっ、ジャックさんを触りたい
2人とも魅力的です…
あなた、大切な場なのによだれを垂らしてはいけませんよ
なになにぃ?腹減ったの?
いえ、わたくしとしたことが…すみませんでした⬅︎
next➡︎♡45
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