―――先の任務であなたが負傷(鬼の爪に腕の皮膚を引っ掛かれた)し、他の皆もかすり傷程度だが傷だらけな為、蝶屋敷を訪れていた。
時代村にでもありそうな、大正ならではの佇まいに、治療中とも構わずあなたはキョロキョロ見回してしまう。
あなたはしのぶの暖かさに触れ、心が解れていくのがわかった。
―――治療も終わり、あなたは皆の所に向かおうとしていた。そのとき縁側に女の子が座っているのが目につき、思わず話しかける。
その娘はあなたに話しかけられ振り向き、にっこりと頬笑む
―――ピンッ…
その娘は、手に持っていたコインを真上に投げ、受け止める。
あなたは自分の意見を撒き散らしたが、勝手な言い分だ…と、その場を去ろうとする。
あなたはカナヲの言葉に駆け寄り、隣に腰かける。
……もしかして、曾祖母?と思ったとき、
―――――ズキッ
あなたは嬉しさのあまり、カナヲに抱きついた
ね、ね…?と、あなたは炭治郎を宥める。
それを傍らで見るカナヲは、どこか寂しそうな表情をしていた。
それをあなたは横目で見た。
早速できた友達と気になる人が重なり、あなたは複雑な思いになっていた。
―――to be continued.
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あら…ι甘くも何ともなかったι
でも、カナヲちゃんとのエピソードを書きたかったので許してください(T_T)
10話と11話の間に炭治郎との甘い話を1つ入れるかも。
今回、思ったよりくつかなかったので←
気を抜いたら寝そう………ι
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。