第6話

御館様公認の…
929
2020/10/30 06:20
―――先の任務も片付き、あなたのこの時代での方向性が決まり、5人(禰豆子は炭治郎の背負う箱の中)はスッキリとした顔で歩いていた。



――バサッ、バサ……
鎹鴉
カァァァッ!!竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助ッ、洋装ノ格好ヲシタ少女ヲ連レ、産屋敷邸迄来タレィ!!
あなた
―――……洋装?…それって、私のこと?
我妻善逸
そう…だよね、あなたちゃん以外居ないし…ι禰豆子ちゃんは着物だし。
あなた
え?何っ?私、何されるの?炭治郎さん?!
竈門炭治郎
何もされないとは思うが…ι
あなた
本当に?!吊るされたり、正座して膝に重い石乗せられたり、白状しなかったら竹刀で叩かれたり……|||ι
我妻善逸
いつの時代の話だよ…ι
嘴平伊之助
とりあえず、あなたを連行すればいいんだろ?…おりゃ!!
あなたは伊之助の肩にヒョイ…っと担がれる。
あなた
うわっ…な、何すんのよー!!親分さん下ろしてよ~ι!!
嘴平伊之助
……あ゛。俺は吊るされたな。(←怪我が酷かった為、水柱に吊るされたやつ)
あなた
―――……ι!!←青ざめる
あなた
いやぁぁ~(泣)やっぱ吊るされて竹刀で叩かれるんだーっ!!
我妻善逸
…いや、まずないと思うからι
竈門炭治郎
お…落ち着け、あなたι
嘴平伊之助
…吊るされるかもな。(ニャ)
あなた
いやーっ!!
あなたは自分を担いでいる伊之助をポカポカ殴る
嘴平伊之助
イテッ、お前っ、何しやがるι!!振り落とすぞ!!
あなた
それはもっといやーっ!!
伊之助なら遣りかねない…と、あなたは必死で伊之助を掴む
あなた
お願いですから落とさないで下さい…(泣)
嘴平伊之助
なら、大人しくしやがれ…ι



―――…産屋敷邸。


産屋敷輝哉
――やあ。よく、来てくれたね。
あなた
――………ι
――御館様と言われた人は、病気?のせいか額が紫色で、若く見えるが貫禄があり、そのオーラに圧倒され、一目見るや否やあなたはずっと頭を下げている
産屋敷輝哉
君は、鬼を倒せるようだけど、何処から来たのかな…?
あなた
し……信じては、もらえないかもしれませんが……。"未来"から来ました…ι
産屋敷輝哉
…あぁ、通りで珍しい格好をしているのだね。
あなた
あ、あの…ど…どうして自分が鬼を…倒せたのかは解りません…。合気道や柔道…いえ、武術なんて習ったことすらなくて……えっと…ι
産屋敷輝哉
大丈夫。君を攻めるつもりはない。
産屋敷輝哉
私はね、鬼を倒せる君に協力して欲しいんだ。
その代わりと言っては何だけど、君が元の時代へ帰れる方法を探してあげるよ。
あなた
こ…交換条件…ですか…?
産屋敷輝哉
そうだね。よろしく頼むよ、あなた
あなた
えっ、どうして、私の名前を……ι
産屋敷輝哉
…ああ、鎹鴉に聞いたのだよ。
産屋敷輝哉
炭治郎、善逸、伊之助。あなたをよろしく頼むね。
炭、善、伊
…はい!
あなた
…ご迷惑を、おかけします……ι
どうやって来たのかも解らず、勝手に首を突っ込んで…

あなたは何だか謝ずにはいられなかった…。
攻められてなんか、これっぽっちもないのに…。
産屋敷輝哉
困った時は互いに助け合うのが人間。それがいつの時代であろうが、一緒だろう?
あなた
……はい、ありがとう、ございます。
産屋敷輝哉
ああ、あなたは笑った顔が可愛いね。
あなた
…は!//そうでしょうか…ι
産屋敷輝哉
うん、笑顔でいる方が、幸福が舞い込んでくるよ。
あなた
はい…//


……こうして、あなたは一時的に鬼殺隊当主、産屋敷輝哉に公認されたのであった。





…to be continued.


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短いですが、今回は公認のお話でした。

そして、続きが思い付かなくなった(泣)
誰か柱を出したいと思ってるんだけど、思い付かないんですよι

タイトル通り、やっぱり曾祖父さんとのラブラブな話かな(笑)


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