その日の夕方、炭治郎とあなたは手を繋いで帰宅し、それを見た善逸は発狂し二人を問い質すと、付き合うことになったと言う事実を告げられ撃沈。
それを見た伊之助が、ぶっきらぼうに元気づけていたが、野郎では利かず、暫く塞ぎ込む始末。
―――そんな矢先、新たな任務が鎹鴉によって告げられ、5人は次の日世話になった藤の家を後に任務先に赴いた。
炭治郎の台詞に善逸はカッとなり、攻め寄る
ぎゅっと握られた二人の手を指し言う。
二人は見合い照れるも、手は離さない。
互いに離したくはないみたいだ。
―――そんなやり取りの傍ら、任務地らしき所へ到着したのを雰囲気で感じ取り、あなたは三人に知らせる。
寒気…よりも恐怖から来る冷や汗をうっすらと掻きながら
改めて善逸の耳の良さに感心していると…
―――ガシッ!
怯えながらも善逸はあなたの手を掴み、怪しい雰囲気と音がする家の引き戸を開け、中に入ろうとする。
襖を開けて各々の部屋を調査するも、鬼は出て来ず、寧ろこんなにも広い家だったっけ…?と疑問に思ってくるようになる。
――――ポン!ピシャッ!!
4人は廊下と部屋に別れて立ち話をしていると、鼓の音と共に間の襖が勢いよく閉まり、あなたと善逸、炭治郎と伊之助に別れてしまう。
善逸は閉まった襖を開けるも、案の定二人の姿はなかった。
―――ポン!ピシャッ!!
あなたは勢いよく閉まった襖を開けるも、善逸の姿はなかった。
あなたが1人途方に暮れていると、何やら足音が聞こえてきた。
開いている襖には背丈が高い鬼の影が映り、あなたは冷や汗が止まらない。
身長は180㎝位だろうか…。身体には鼓がある。
――ふとあなたが足元を見ると原稿用紙が畳一面に広がっていた。
――あなたは散らばっている原稿用紙を片付け、響凱の話に耳を傾け、頷く。
あなたは顔をしかめ、今にも泣きそうな、複雑な表情をして響凱を見る。
―――ガシッ!
あなたは響凱に抱えられ、別室へと連れられて行った。
…to be continued.
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響凱さんに拐われました(笑)
私的に、彼は優しいと思うんですよ。だから、彼を取り巻く環境が良かったら、もしかしたら鬼にはならなかったんじゃないか……
なんてアニメ見ながら思いました。
炭治郎めちゃくちゃ怒ってると思います(笑)
善逸といい、響凱といい、みんなあなたちゃんにちょっかい出してるので(笑)
では、また、次のお話で!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。