第2話

1血
2,395
2023/04/04 14:01
zmSide
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はぁぁ…だるいぃ
zm
んひwもう家帰っとる途中やん
俺の隣で笑うのはロボロ
彼は俺の幼なじみで俺の初恋相手
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やって遠いんやもん…
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その分ゾムと入れるのは嬉しいけどやっぱめんどくさいんや!
なんて、恥ずかしがらずストレートに言ってくるから少し困る。だって俺はロボロのことが好きなわけやしさ
zm
可愛ええこと言ってくれるやんwナデナデ
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なんやぁ…ムスッ
頬を膨らませてムスッっとする彼は最高に可愛い
zm
ロボロ、
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ん、なんや?
俺はロボロと付き合いたい。なんならそういう行為だってめっさしたいしロボロぐちゃぐちゃにしたりたい

でもな、そうするためにはまず隠し事はしんほうがええと思うんや。勝手な思想やけどな
zm
真剣な話あるんやけど…ええ?
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いいよ、どうしたん?
にこっと微笑み返してくれるロボロ
zm
…俺さ、
俺はロボロの目を見ながら言う
zm
吸血鬼、なんよな、…その、結構ガチで
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…へ?
そう、俺は吸血鬼だ
絶対嘘やと思うやろ?でもほんまやねん
日光に当たっとると体滅茶苦茶だるなるし、人間見てたら美味そうやなぁ…とか

極めつけには牙も生えとるんや、八重歯みたいな感じでそれの結構鋭いバージョンみたいな感じ
ロボロは青ざめていった

まぁずっと一緒におったやつが吸血鬼とか普通に怖いよな…


だが、ロボロは俺を庇った。何から?太陽から
zm
え?な、何しとるん?
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ゾムっ!太陽で死んじゃうッ
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ダメッ!!ゾムおらんくなったらおれッッ!
どうやら童話の吸血鬼のように、太陽に当たったら灰になって死んでしまうとでもおもっているのだろう
まぁ俺は普通に生きれるけどな
zm
んひwありがとうなロボロ
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だめッ!やだやだ!死んじゃやっ!!
ロボロが涙目になりながら必死に訴えてくる
zm
ナデナデ
zm
俺さっきまでどうしてた?
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グスッ…ふッつぅに、あるぃッ…てた
完全に泣いてしまっているロボロの頭を撫でながら言う
zm
俺死にそうやった?
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フルフル、ぞむ、…しんでないッ…
zm
やろ?
zm
大丈夫やで、俺は離れへん
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ぅッグスッ
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ギュッゥ
zm
ロボロは泣きながら俺の胸に顔を埋めてきた
zm
んひwありがとうなロボロギュウッ
俺は抱きついてくるロボロを抱き返し、優しく頭を撫でた

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