ロボロは涙で濡れてしまった俺の服を見た
気にするなと言ったがやはり少し暗い、ロボロはとても良い奴な為かなり気にしているのだろう
2人の間に沈黙が走る
しばらくの沈黙を破ったのはロボロだった
ロボロが戸惑っている
ロボロは少し申し訳なさそうに聞いてきた
ロボロが不思議そうな顔をする
ロボロが俯いた
どういうことだ、ロボロの事を好きなのは俺だけ
ロボロも俺の事を?…いや、それは無い、か?
ロボロが頭にハテナを浮かべるので詳しく説明する
吸血鬼だということをバラしたら焦っていたが、今では色々協力してくれる良い奴だ
可愛ええな…ガブって表現の仕方やろ…はぁ、困るわ
突然の提案に驚きつつも、ロボロの血を吸えるなんて嬉しいこと断るはずもない
ロボロは俺に近づくと肩を出してきた
…普通にエロい
首をコテっとして聞いてくるロボロ
まじで可愛ええ、襲いたい
と、可愛いジト目で見つめられる
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!