第14話

豹変
1,174
2019/03/21 14:48


お互い落ち着いたところで順番に
お風呂入ることになった。
あなた

着替えとか持ってきてないよ。

重岡くん
あぁ、俺のシャツ貸すで
あなた

ありがとう〜

重岡くん
おう!じゃ置いとくで〜
そう言って私がお風呂場に行く前に
置いてくれる。

この、ちょっとした優しさもまた嬉しいもので。
重岡くん
...で、あ、あの、えーっと、あぁ、
下着の方は、ど、どーすれば、
あなた

...っ、あ、!それは持って帰るよ

重岡くん
い、一応姉の、お、置いとくで
あなた

あ、ありがと...、



めちゃめちゃ顔を真っ赤にして
一息つく重岡くん。


そして先にお風呂入らせてもらうことにした。



ーーー

あなた

...はぁ、お風呂気持ち〜

私にとって良い湯加減で、
足も伸ばしやすいぴったりな浴槽。
あなた

今、お兄ちゃん何してるんだろ...

あんな言い方してしまったことに
罪悪感を感じる。
あなた

流石に言い過ぎたかな...。

てか、重岡くんの付き合ってるつもり
って、なんなんだろ、。。



そんなことを言いながらお湯をぶくぶくさせた。



ーーー


重岡side


家に招待してしまった。
確かに親いないし、姉結婚するけど…



ほんま、あなたいい子でよかったわぁ、


最近ストーカー気質になってるけど
止められない、
恋って怖いなぁ…。


ーーー


望side



あやと付き合ってる。
多分俺はそんなに好きじゃない。


そんな時にあなたと、重岡とか言う奴に
会った。




付き合ってるつもり、ってことは
まだ!あなたは好きやないんやな。
なんて、変な感情を抱く。



でも、お兄ちゃんは関係ないでしょ、と
言われた時に心の何かが崩れてしまった。
なんでこんなん言われたくらいで
すごい傷ついてるんやろ。



ーーー



お風呂から出て重岡くんのシャツを羽織る。
あなた

...出たよ〜、?

そこから返事はない、キャロキョロと
周りを見渡すが誰もいない。
あなた

重岡くん、どこ〜?



するとベッドの上にある掛け布団が
少し膨らんでいることに気づいた。
あなた

あ、寝ちゃったのかなぁ…


確認するためにちょっと近づき
顔を覗く。
あなた

起こさないでおこ、重岡くんおやすみ...、っ?

急に腕を引っ張られてベッドの中に
連れ込まれる。
あなた

...え、な、何?重岡くん...

重岡くん
だーまされた(笑)
あなた

...は、い?、っ、んっ、

気づいた時には重岡くんの
舌が私の口の中に侵入していた。
あなた

...ん、やめ、っ、んっ、!

重岡くん
なぁ、俺と付き合ってや...
そう言って重岡くんは元の体制に戻り
寝てしまった。



私は訳が分からなかった。

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