第3話

入学式の翌日
511
2018/08/01 14:47
成美
先生に恋!?
あなた

ちょっ・・声大きいよ!

入学して翌日。

教室で成美と机をくっつけて話していた。
成美
なにいってんの?先生だよ?
あなた

うん・・・、

成美
まあ。
お姉ちゃんの初恋だし応援する!
と、成美は目を輝かして私の手を握った。
あなた

だ、誰にも言わないでね・・・

成美
うん♥️当たり前でしょ!
あ、メイクしたあげる!
多分めっちゃ可愛くなるし♪
と、成美はメイクを始めた。

~数分後~
成美
はい♪できた!
鏡を見た。すると・・・。
あなた

うそ・・。私じゃないみたい。

成美
めっちゃ可愛いよ♪お姉ちゃん!
あなた

あ、ありがとう・・

キーンコーンコーンカーンコーン。
西本先生
席につけーー❗️
担任の西本先生は、春野先生とは親友らしい。
私は、怪我をしてて保健室に向かった。
あなた

失礼しまーす・・・、

保健室を開けると、消毒の匂いがした。

カーテンが開いていて、風が吹いていた。
女子
ちょっと・・廉くん・・・//
ベットの方から女の子のやらしい声がした。
あなた

(うそ!なにやってんの・・・

保健室を出ようとすると・・・、

ドンッ!

と、机に当たって大きな物音を出してしまった。
女子
誰!?
シャ!
とカーテンが開いていて、服が乱れた女子ができた。
女子
覗き見するなんて最低!
と、女の子が出ていった。

数秒後。廉くんと目があった。
あなた

あ、ごめん!出ていくから・・・

廉君は、中学が一緒で成美の元彼。
廉くん
待てよ。あなた
と、手を持たれた。
廉くん
せっかく連れ込んだのに・・。
よく邪魔してくれたな。
あなた

離し・・・て

廉くん
覗き見したんだから、それなりの物はもらわないとな?
と、言ってベットに押し付けられた。
あなた

ちょっと!やめて・・・

廉くん
大声出すな。
と、口を押さえられた。
春野先生
春野先生
おい。なにやってる
と、先生がベットのカーテンを開いた。
廉くん
チッ。兄貴
といって廉くんが離れて保健室を出ていった。
春野先生
春野先生
大丈夫か?
と、ポンッと頭を撫でられた。
あなた

(グス・・・、

春野先生
春野先生
あーあー。怪我してるじゃん。
先生の大きくて優しい手。
春野先生
春野先生
手当てするからじっとしてろ。
先生は、私をベットに座らせて手当てを始めた。
春野先生
春野先生
俺に用事か?
あなた

はい。あの・・歓迎会のことで

春野先生
春野先生
ああ、どうした?
あなた

参加します。

春野先生
春野先生
あのさ。その事なんだけどさ
あなた

はい

春野先生
春野先生
今度、新入生の歓迎会があるんだけど
手伝ってくれないかな?

一人では無理っぽくて、
あなた

私でいいんですか?

春野先生
春野先生
ああ。はい、できた
と、小指にはキャラクターの付いた絆創膏が張られていた。
あなた

可愛い

春野先生
春野先生
やっと笑った
と、先生は優しく笑った。
あなた

(ドキ・・・

ポンポン。と頭を撫でられた。
春野先生
春野先生
授業が始まるぞ。
先生にお礼を言って保健室を出た。
あなた

はい・・・

廉くん
チッ。


~放課後~
西本先生
以上で終わる!さよーなら
みんな
さよーなら
帰る準備をしていると、西本先生に呼び止められた。
西本先生
春野・・じゃなくて春野先生から聞いたぞ。

幹事になったんだってな?
あなた

えっ?幹事というか、お手伝いです

西本先生
そっか、じゃあ頼むな
あなた

はい

西本先生
決めることがあるから、保健室に行ってもらえるか?
あなた

はい♪







保健室に向かった。
あなた

失礼します

と、保健室のドアを開けた。
春野先生
春野先生
ああ。

そいえばさ名前聞いてなかったな。

名前は?
あなた

あ、あなたです

春野先生
春野先生
俺は・・・知ってるか。
と、先生は子供みたいに笑った。
あなた

先生って廉君と兄弟なんですか?

春野先生
春野先生
えっ?あー、まあ
あなた

へえー、

春野先生
春野先生
あ、今日はこれを仕上げよう
電話番号と生徒名が書いてある名簿を見せられた。
春野先生
春野先生
ここに書いてあるのは、新入生の電話番号だ。

来週の月曜日空いてるかどうか電話するんだ
あなた

電話?

春野先生
春野先生
ああ。それで決めるんだ
それから三時間は電話をかけていた。
あなた

はあ・・・、

と、机にうつ伏せになった。
春野先生
春野先生
お疲れ、はい、コーヒー
もう外はすっかり暗くなっていた。
あなた

ありがとうございます。

春野先生
春野先生
もう暗いし家まで送る
あなた

えっ?いいですよ!

春野先生
春野先生
なにいってんだ。
こんな女の子を一人で帰らせないし
と、先生は笑いながらそういった。
~三十分後~
春野先生
春野先生
家は?
先生の車に乗って、家に向かった。

(助手席に乗らしてもらった♥️
春野先生
春野先生
腹減ってないか?
あなた

えっ?あ、少し・・・

先生は私の返事を聞いてコンビニに入った。

先生がエンジンを切ったから車をおりた。
春野先生
春野先生
なにか飲むか?
あなた

はい

先生はレジで、アイスカフェオレと唐揚げを頼んだ。
あなた

あ、かわいい・・・♥️

と、コンビニの名前のついた熊のぬいぐるみがぶら下がっていた。
春野先生
春野先生
行くぞ~
あなた

は、はい!

再び、車に乗った。
春野先生
春野先生
今日のお礼だ。
と、カフェラテをもらった。
あなた

わーい♥️ありがとう♪先生♪

春野先生
春野先生
ああ、あ、ちょっと買い物してくる
と先生はそう言って車を出ていった。

私は一人で待っていた。
・・・数分後・・・

ガタンッ。という音がして目が覚めた。
あなた

あれ?私・・・

春野先生
春野先生
よく眠ってたぞ~、ハハ
疲れてて眠ってしまった。
春野先生
春野先生
ほら。食っとけ、もうつくから
と、唐揚げを渡された。
あなた

(パク・・・っ

おいしい

車のナビ
目的地に到着しました
と、先生が設定していた目的地(あなたの家)をナビが言った。
春野先生
春野先生
あなた、目つぶれ
あなた

えっ?

言われるままにゆっくり目を閉じた。
春野先生
春野先生
・・・はい。できた
目を開けると、手はコンビニにあったぬいぐるみを握っていた。
あなた

これ・・・

春野先生
春野先生
今日のお礼だ。ありがとうな
と、また頭を撫でられた。
春野先生
春野先生
じゃあまた明日・・明日は作業ないから
と言われて車をおりた。
あなた

ありがとうございました。

その日は、ウキウキで眠れなかった。

デートではないけど、デートって思いたい夜だった。

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