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ドラマの内容は、私が演じる主人公 佐藤ゆり が九条さん演じる 大沢廉 に思いをよせる物語 (ざっというとね)←
主人公は地味キャラだから、私の髪はツインテールに、スカートは膝したという、まさに校則守ってます女子になった。
最初のシーンは、机に座って本を読んでるゆりに廉が話しかけるところ。
私おとなしくするの得意じゃない、
それぞれ位置について、カメラがまわりだした。
制服をきた九条さんが近づいてくる。
私は本だけを見た。
『おはよ、佐藤さん。』
『お、おはよう、大沢くん、』
私が返すと、九条さんはフッと笑って向こうへ行った。
その瞬間、カットになり、一発おっけー。
九条さんまさにイケメン男子高校生、、、
制服にあってるし
ぽけーっとしてると、ガンッと軽く机が蹴られた。
「何ぼーっとしてんの。
セリフのとこ反応ちょっと遅れたよね?
さっきもいったけどバカなの?」
九条さんは隣の机によりかかって、私を見下ろすように言った。
さっきからバカバカバカバカって、、、!!
「わっ、私は地味キャラを演じるためにわざと反応遅らせただけです~!」
「うーそ。」
「へ、」
九条さんは私の耳元に顔を近づけて、怪しく笑って言った。
「制服姿のボクのこと、かっこいーとか思ってたんでしょう?
ふふっ、かーわい。」
「思ってない。かわいくない。」
「、、、ボクは似合ってると思うよ。
條森さんの制服姿。」
「は。」
びっくりして九条さんの顔をみると、嫌味たっぷりに笑っていた。
絶対嘘だ。
「冗談とかやめてください!」
ちょっとでもドキッとしてしまった自分を殴りたい((
向こうでは、エキストラの女子たちがキャーキャー騒いでいた。
「九条さんの相手役とか、條森さん羨ましすぎる~」
「それね!
かわってほしい!」
、、、代わります?←
いや、せっかくのチャンス、代わるわけ無い!
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!