第14話

14
2,334
2021/02/25 10:18
.




今日は映画の顔合わせ。






また天と恋人役かあ、









憂鬱に思いながらもドアをあけて挨拶をし、席についた。






「條森さん、はじめまして。

 クラスメイト役の小川まゆです。」


「條森あなたです。」






クラスメイトで親友役の女優さん、小川まゆちゃん。18歳。



目がおっきくてくりくりしてて、ボブがふわんってしてて、、、いかにも女の子って感じの子。






まゆちゃんと話していると、もう1人入ってきた。







「クラスメイトの橘拓海を演じます。

 IDOLiSH7の和泉三月です!

 よろしくお願いします。」








和泉三月さん、、確か年上だよね。







「よろしくお願いします。
 條森あなたです。」


「小川まゆです。」



「おう!
 よろしくな!!」






三月さんの笑顔はとてもキラキラしてて、まさにアイドルって感じだった。









3人で仲良く話していると、、






うわ。









「遅れました。
 TRIGGERの九条天です。」









きたよ。






冷たい目線を送っていたら、私の隣に座り









皆に見えない机の下で、私の足を踏んだ。







「っ、!!」



「ん?どうしたのかな、あなたさん?」









むかつく笑顔で天は言った。









やっぱりこいつ嫌い!!!




ーーーーー








顔合わせが終わり、三月さんとまゆちゃんと天と話してた。








ラビチャも交換した。









「そういえば、三月さんって声優もやっているんですよね。」




「んーまあ。」





三月さんの声元気でいいもんな。





声優かぁ~







お茶を飲んでいると、天に鼻で笑われた。






「、、、なに。」





「いやぁ?あなた、今、声優やってみたいなぁ~って少しは思ったでしょ?

 無理だよあなたには。」






「はあ?!思ってないし!!」







確かに少しは思ったけど、、、!!



天と笑顔で睨みあっていると、三月さんがははっと笑って









「お前ら仲いいんだなー!」







と言った。


「「は?」」




2人同時に耳を疑い、離れた。








「え、まじ天と仲いいとかやめてほしい。」







ひきつった笑顔で天をみて言う。



すると天は目に手をあてた。





「ひどいあなた、、、ボクは大の仲良しだと思ってたのに、、!!!」






と言ってウソ泣きをはじめた。





大の仲良しとか、、、






「、、、天、いいかげんに」





「あなたなんて知らない。
 話しかけないでよね。」










、、、は?!!










まって、私半分冗談で言ったつもりなのに!!







わかった










ぜっっっったいに話しかけないし!!


.









プリ小説オーディオドラマ