第22話

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2021/03/07 11:07
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まゆちゃんと顔を合わせないまま終わり、今私はスーパーで買い物中。









「にんじんと、じゃがいも、、、あ。」









「すみませ、、、は?」









残り1つだったじゃがいもの袋に2つの手がのびた。







顔をみると見慣れた顔。









「、、あなたじゃん。何してんの。

 これボクのじゃがいも。」









「天こそ。


 いや、私が先にとったし。」









お互い帽子を深く被っているせいか、表情は見えなかった。









「、、、ごはん、もしかしてカレー?」









私のかごに入っている材料をみて天は言った。






「そう、だけど、、」









「うわぁ、奇遇だね。

 ボクもカレー作ろうと思ってた。」







「うざ。」









早く帰りたい。




バレたらめんどくさいことになるし、、、









「ボクんちすぐそこだから、うちでカレー作って食べていかない?」









「は。」









「はい、決定ね。買ってくる。」









天は私のもってたかごと、じゃがいもを持ってレジに向かった。









、、、ええええ?!



ーーーーー






天に連れてこられたのは、お金持ちが住んでそうなマンション。







これ、何階まであるんだろう、、、笑







「ここがボクが住んでいるとこ。

 入って。」







「おじゃましま~す。」







最上階に近いところに天は住んでた。



中はシンプルにほとんど白でまとめられていて


とても綺麗だった。








「天って、ひとり暮らし?」




「いや、お世話になってる人がいる。」






「え、私来ていいの。」






「うん。

 一昨日くらいから出かけてて、帰ってくるの来週くらいらしいから。」







そこ座ってて、と天はソファを指差した。






ソファはふっかふかで、ここで寝たら気持ちいいんだろうなとか考えてた。









「あ、私も手伝うよ。」




「あなた料理できるの?」




「ひとり暮らしだし、料理できなかったら買い物行ってないから。」









袋からカレーのルーをとりだす。




天はにんじんとか切ってた。









こいつ、料理もできるの。








「天って、なんでもできるんだね、、」









「そう。

 ボクって完璧主義だから。」









「うわあ。」









「は、何。」









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