第30話

そして目覚める。
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2020/05/04 23:54
あなた

っ…!!ハッ……??!!



勢いよくベットから起き上がる。






……“夢“、……?






いつもの夢とは違った。







…“九条天“






ハッキリと覚えている。



“人の名前“を。


あなた

……、り、りくは……。



七瀬陸の姿が見当たらない。






…外、だめ……だよな……?





ドアの向こうには外の風景が待っているのか。




それとも、また新しい部屋が待っているのか。




それは分からない。分からないはずなのに。


あなた

っ……



───手を、伸ばしてしまう…。



あなた

…鍵、かかってる。。。



それもそうか。




俺はここに閉じ込められてる訳だし。






…嫌ではない。けど、何か引っかかる。



あなた

!!

あなた

…人の声?



薄らだがドアの向こうから数人の人の声がした。



何か喋ってるようだった。






恐る恐る耳を近づけ、聞き取ってみる。






八乙女 楽
八乙女 楽
まだ“彼奴“は見つからないのか…!
十 龍之介
十 龍之介
楽、落ち着いて。
…多分、IDOLiSH7の仕業だとは思うけど。。。
九条 天
九条 天
“IDOLiSH7“の仕業だよ。
九条 天
九条 天
…陸が絡んでる。


!……今の声。。。。







“夢“で聞いた声と同じだ。






声を出すべきか?…やめるべきか…?



あなた

…なんなんだよ。。。



…どうなってんだ。。。





今まで見てきたのは、“夢“なのか?






…“現実“なのか……?


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