第9話

俺とナギの秘密。
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2020/04/13 11:25

ナギは変だ。


他の奴も大体変な奴だが、



皆のイメージと俺のイメージが少し違う。


六弥 ナギ
六弥 ナギ
…そんな目で見ないでください。
あなた

・・・。



”そんな目”で見るのも当たり前だ。

何故なら…




六弥ナギは、俺といる時だけ”日本語がペラッペラ”だからだ。



あなた

ずっと気になってたんだけどさ、

あなた

いつの間に日本語勉強してたの?

六弥 ナギ
六弥 ナギ
…そうですよ。
六弥 ナギ
六弥 ナギ
貴方のために、ね。


カッコつけやがって…。




別人なんだよ、その声。




あなた

隠さなくてもいいじゃねぇか。
事件でもあるまいし。

六弥 ナギ
六弥 ナギ
・・・。
六弥 ナギ
六弥 ナギ
────あなただけに知って欲しいのです。
本当の私を、今の私を…。
六弥 ナギ
六弥 ナギ
…どうか受け入れて下さい。
私は貴方の事が好きです。
六弥 ナギ
六弥 ナギ
…愛しているのです、言葉にはならない程に。。。


俺の手を握りナギが言う。






……好き、か。。。



あなた

…俺には分かんねぇな。

六弥 ナギ
六弥 ナギ
……まだ迷っているのですか?
あなた

!…さぁな。

あなた

その告白の答えはNoだ。

あなた

俺には”光”なんて似合わない。




”闇”の方が似合ってる。






…だけど、その告白の答えをいつか探すよ。




”真実”を知るまで…。

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