無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第42話

14
白石
白石
上肢は挙上してある?
横峯
横峯
はい!
ドレープかけ終わりました

胸膜腔に麻酔します
白石
白石
麻酔はしなくていいわ、
すぐに切開して
横峯
横峯
ペアンください
白石
白石
胸腔膜まで大きく開いて

ペアンの先で胸膜を破って
それで脱気できるはず
横峯
横峯
脱気の音聞こえません!
白石
白石
ヘリの中だから聞こえなくてもいい

バックもんでみて
横峯
横峯
…!
バッグかるくなりました!
白石
白石
OK、脱気出来てる
横峯
横峯
チェストチューブ入れます
冴島
冴島
18フレンチです
白石
白石
肺を傷つけないようにゆっくり

大丈夫よ、ここまで来たんだから。

チューブが曇ったら、
正しい位置に入ってるってことだから
横峯
横峯
…ハッ
曇った…
冴島
冴島
SpO2、95まで戻りました
白石
白石
ホッ
成功よ、
チューブが抜けないように気をつけて。

ヘリポートで待つわ






あなたside



無事終わった、、

帰ってきた横峯は、やっぱり医者の顔だった





これが成長なんだろう




目の前の部屋には、17歳で妊娠した宮本さん


何気にこの親子が気になっていた。




お父さんはすぐに怒鳴り散らす、
かつての私の父とおなじ
のぞみ
産むよ
のぞみ父
まだ分からないのか!

お前みたいなバカで未熟な人間が、
子供を育てられるわけがないと
言っているんだ!



バカで未熟な人間…



『こんな骨折なんかして、お前はバカだ!
こんなバカな子供に育てた覚えはない!』


父の声が頭に響く
のぞみ
はぁ?出来るっしょ!
あんたにだって出来たんだからさ!



バチン!!!
あなた

……!!




すぐに手を上げることも、

私の父も手に持ってるもので
何も考えずに殴る

ビール瓶やガラス、皿、新聞紙
のぞみ
何すんのよ!



でも、、のぞみさんとは私は違う


私は父に反抗できなかった、
それは許容していると同じだ。

いつしか誰かに、そう言われた。


でも、私には逆らうという勇気はなかった
緋山
緋山
すいません!
意地の張り合いはやめませんか


今は、冷静に、のぞみさんの妊娠と
向き合ってこれからのことを
きちんと話し合うべきです
のぞみ父
そうですね、、、

相手の男とはどうなってる
結婚、するのか?
のぞみ
私が好きだっただけだし



私はこの場を離れた。

緋山先生のひとことから、あのお父さんは
表情が変わった。





ただの、横暴な父親ではなかった
しっかりのぞみさんのことを考えた上での

厳しさだった。







これ以上あそこにはいられなかった、

自分の父親はなんでそうではなかったのかと
責めそうになる


いい父親を求めたくなる。