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第2話

私の王子様
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2021/08/10 12:34

塾の帰り道、不良に絡まれてしまった。

あなた「(嘘でしょ〜…怖いし…早く帰りたい…)」


不良1「お前いい顔してんじゃねぇかよ」

不良1「おい!こいつ抑えとけ〜」


不良2、3「はい!」



あなた「ちょっ、やめてッッ」




嫌だ嫌だッッ…助けて…誰かぁ…



不良1「おいおい、そー暴れんなって…」



不良が私の服に手を掛けた。


もう終わった、抵抗の仕様がない…



そう思った瞬間。



???「おい。何してんだよッッ」


不良1「あ゛ぁん?てめぇ誰だよ💢💢」

バキッ

不良1「てめぇ……!ふざけんな!!」

え……?


殴り合いがはじまった…

どれだけ殴られても折れない金髪で、ピアスを開けた同い年くらいの男の子。

不良は嫌いだけど、

その時はなんだか、彼が凄く。

かっこよかった。


不良達「チッッ覚えとけよ!!!」


あなた「……………」



???「えっと……大丈夫か?」


あなた「ぁ………」


なんでだろう。知らない人だけど。

安心して涙が出てきた…


???「え゛ッッちょ、だ、大丈夫?!な、なんかした?!俺…、え、えーと…」


あなた「…えっと…あ、ありがとうございます。」ペコッ


???「いや、うん!いいんだけど、怪我、とかしてねーか?」

あなた「あ、はい!お陰…様で。あ、私、廣瀬あなた…です、」

???「っあ、俺は、松野千冬…デス…」

あなた「あ、えーとっ、敬語じゃなくて、いいですよ…助けてもらった身ですし…」

千冬「そう、か?それより、なんでこんな所に?」

あなた「あ、塾の帰りで…」

千冬「塾、行ってんのか…ぁ、今日もう暗いし…家まで送ってくわ。」

あなた「っえ?いやいや!そんな…申し訳ないですよ!!」

千冬「どーすんだよ、またアイツらみたいな奴居たら、」

あなた「ぁ…えっとそれは……気合いで?」

千冬「いや無理だろ。お前、足震えてんぞ。」

あなた「あ……は、はい。」

千冬「取り敢えず、送るから、行くぞ。」

千冬「立てるか?」

私は彼の手を取った。

あなた「ありがとう…(照)」

千冬「っ…あぁ。」






千冬「(やべぇ…こいつ……相当可愛い…)」

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