その後、練習室へ向かうように促された私
セラは後で来るそう
練習室の扉の前に立つ
はぁ… どうせ水かけられるんだろうな…
あ、そうだ
いいこと思いついた
コンコン
私は扉をノックして
「 失礼します 」
と言う
そして、扉を開ける
… と見せかけて
少し開けたところで私は中に入らずに
すぐさま扉を閉めた
すると、中で
バシャ
と言う水飛沫が聞こえてきた
ほら、やっぱり水かけるじゃん
私のフェイント舐めんなよ(
私はもう一度扉を開ける
中に入ると、
そこには驚いた表情をした皆さんがいた
そして、手にペットボトルを持ったミンギュさんがいた
そう言って端の方に行こうとしたら…
床を見ると
水浸しになっている
これを私が拭けと… ?
私は被害者なのに?
貴方達が片付ければいい話なのに
ガチャ
その時、練習室の扉が開いた
セラの言葉に練習に戻っていく皆さん
next♡×400
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!