第66話

🐰.
274
2020/02/28 12:45
グク
い…いや、別に.
グク
俺、あんまり女子と関わるのが上手じゃないから…自然とそうなっちゃった的な……??
テヒョン
………あなたは、俺の.
横取りしたら、許さない.
テヒョン
たとえ、お前が俺の幼馴染みだとしてもだ.
テヒョンは、俺があなたのこと好きだって、誤解してるようだった.
グク
テ、テヒョン…
グク
俺、別にアイツのこと…なんとm
テヒョン
何とも思ってるだろう.
まぁ、
テヒョン
絶対、渡さないから.
そんなに、あなたのことを呼び捨てにする俺がやなのか......
テヒョン
そろそろ帰るよ.
グク
え、…あぁ、
俺は終始、テヒョンに圧倒されていた.
気づけば、部屋にはテヒョンはいなくなっていた.

しばらくして、扉の向こうから、

㌧㌧

と聞こえてくる.
ユンギ
失礼しま~す!!
グク
……
ユンギ
え、無視ですか←
夜になると、ユンギはテンション上がっちゃうんだよな.


まぁ、二人の時だけだけど.
けど、今日はどことなく違う気がする.
ユンギ
グク様.……
あなた様を大事にした方がよろしいかと.
突然、そんなことを言い出すから、

ビックリする.
グク
は、はぁ…、??
グク
何言ってんの…
ユンギ
先程、テヒョン様との会話が聞こえてしまいまして…
ところで、テヒョン様が、あなた様を好きだと言われた時、あなたはどう思いました…??
グク
……傷付けないで欲しいと思った.
ユンギ
つまり、あなたにとって、大切な存在ということですよね.
グク
俺には、好きという感情を感じたことがないから、分からない.
グク
けど、これが恋というものなのか…
あなたを、傷付けないで欲しいと思うことが…??
ユンギ
……それは、自分で考えてください.
けど、このままだと本当にあなた様は.
ユンギ
テヒョン様に奪われてしまいますよ.
グク
………きっと、あなたの好きな奴は、テヒョンだ.
グク
俺は、ただの友達.
あなたは、そう思ってるよ、多分.
いや、友達とすらおもられてないかもな.
ユンギ
あなた様は、楽しそうに貴方の話をされてました.
ユンギ
脈ナシでは、ないのでは??
グク
俺は………別に好きじゃない.
ユンギ
はぁ、
ユンギ
頑固ですね.ㅋㅋ
グク
昔から、そうだろ.
ユンギ
そうかもですねㅋㅋ
俺は惚れてない.

好きじゃない.

好きなんて、馬鹿馬鹿しい.

恋愛なんて、恋人なんて、俺は求めてない.


絶対に.




🐰、グクside終了.
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