第65話

🐰.
271
2020/02/25 13:00
テヒョン
最初は、ただの学校の友達だった.
けど、高校が離れてから、あなたがいないと寂しくて…
グク
あっそ…
”恋”をしていたんだテヒョンは.


テヒョンはあなたに、俺より早く出会っていて.

昔のあなたをこいつは知っているから.
テヒョン
いつしか.
”自分の物にしたくなってた.”
グク
自分の…ね…
自分の物にしたい…という欲望さえ持つようになっていた.


恋は人を変えてしまう.
今、思えばテヒョンは確かにどことなく変わったなと思っていた.
いや、久しぶりにあったからそう思ったのだろうか.
グク
そうか…、
でも、そんな焦んなくてもいいじゃないか?
テヒョン
……他の男に見られてると思うとイラつくから…、
グク
わぁ~お
今、思ったのはテヒョンには


”独占欲”という物があるということだ.
いや、独占欲はあるか…


俺にも、あるはずだな()
グク
……まぁ、取り敢えず.
グク
あなたが、あまり傷つかないようにしてやれよ…
テヒョン
まぁ、俺のやり方で行くよ.
テヒョン
ところで…
テヒョン
”いつから、呼び捨てになったの”??
グク
え、…??
そういう、テヒョンの目は、黒く染まっていた.


嫉妬で、まみれた汚い色に.
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