第15話

🐰.
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2020/02/06 12:35
捨てられたことに気づくにはそんなに時間は掛からなかった.




さぁ、どうしようかと悩んでいたら.


ふと、テーブルの上にメモと通帳が置かれていた.
ユー
メモには、
”お金を置いときます.
しばらく家に戻りません.
困ったら、電話してください.”
と、だけ書かれていた。
そして、私は
ユー
はぁ、?笑えるんだけど
ユー
何が、金置いとくだよ.
困ったら、連絡しろって?
ユー
そんなこと思うんだったら…
ユー
”私の事捨てないでしょ”
誰もいない部屋で1人、



狂ったように




笑っていた.
両親に呆れて.



全てに絶望して.
たった1人、広い家の中に取り残されて



自分の”存在価値”を感じなくなってしまっていた.
結局、大事にされていなかった.




信じていたのに.
ユー
こんなことなら、ッ…
ユー
生まれてこなきゃ良かったッ…
ユー
生きていなきゃよかったッ…
信じなきゃッよかったよッ…
私は、2人を信じていた.



いくら辛いことがあっても、


私を大切にしてくれるだろうと.
ユー
あぁ、どうしようかな…
さらに、幼かった私は


これからの生活に不安を覚えていた.
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