第64話

🐰.
277
2020/02/25 12:39
あれから、しばらく経つと、2人が帰ってきた.


すると、あなたは俺の機嫌の悪さに気づいたのだろう.
ユー
お~い.
と、言いながら俺の顔の前で、手を振る.
少しイラつき、あなたの手を取り、自分の方に引き寄せる.
そうすると.
ユー
ちょっと///何してんのよッ!!
なんて、恥ずかしがるから、少しだけ可愛いと思うよね.
まぁ、それから、色々あった.


あなたは、取り乱すし…
帰っちゃうし…←飛ばし過ぎ…(すいません…)
あなたが、帰った後、部屋にはテヒョンと、俺が2人で無言で突っ立ったままだった.
きっと、あなたはユンギが車で送ってくだろう.
だから、心配ない…はずだな.
問題は、テヒョンだ.


あなたをここに呼んだ目的は、テヒョンが持ちかけてきた、転校の話をする為だった.
なのに、テヒョンは…
グク
おい…、何でしなかった.
グク
あの話を…、
テヒョン
……あのタイミングで逆にお前はできた訳??
あなたの、あの反応を目の前にして、…
グク
………
あぁ、たしかにな.


母親の話をした時、一瞬にしてあなたの顔が歪んでいた.
グク
けど、…
帰っちまったぞ.
テヒョン
まぁ、いいよ.
直接、会わせればいいから.
どういう事だ.

”直接”??

”会わせる”??
グク
母親にってことか..??
テヒョン
うん.
その方が手っ取り早いかもだし.
グク
お前、なんでそんなに…あなたのこと転校させたいんだ…?
テヒョン
………ずっと好きだった.
あなたが.
ずっと、思ってた.


なんで、テヒョンはこんなにあなたを転校させたいんだと.


けれど、教えてくれなかったから.


でも、いまこのタイミングで聞けば.

聞けると思ったけど.
グク
好き…??
あなたを…、??
テヒョン
あぁ、
まさか、あなたをテヒョンが好きだとは思わないよな.
.Next

プリ小説オーディオドラマ