「余命は1年です。」 星野明里の彼氏、倉科遥斗と付き合ってちょうど1年が経つ頃、病院の先生にそう告げられた。 しかも宣告されたのは明里ではなく、遥斗の方。 1年しか命が持たないとわかった彼は自由を求め、精一杯残りの人生を楽しんだ。 決して悔いが残らないように。 これは彼が前向きに生きる、心温まるお話。 ◌⑅⃝♡♡⑅⃝◌ ♡チャレンジ作家♡ 8/3(月)により採用して頂きました✨ 本当にありがとうございます！！

死にたい、死にたい。 私の口癖だった。 クラスの男子、奏多をみて、私は生きていたいと思った。 けれど、クラスの人気者、瑠璃と羅菜も奏多が好きで––––––––。 瑠璃、澪、他女キャラのアイコンはこんぺいとうメーカー様 表紙はゆゆさんのフリーイラストから

あのね。振り向いたら連れていかれる。 いつも笑っているんだ。 かわいそうだよね。 誰もきずいてない。 静かに。 あーあ。あの子もつれていかれちゃった。