1つ上の彼と同棲して1年
結婚の話も進んでいる
今日は友達との飲み会らしく
遅くなるって連絡があった
深夜0時を過ぎた頃
ちょっとほろ酔いの声だった
優吾の後ろに
一人の男性が遠慮がちに立っていた
一瞬、心臓が止まるかと思った…
北斗…忘れたはずの名前…
平静を装って
コンビニで
ドリンクやおつまみなど
買い込んで来ていて
3次会が始まった
優吾の高校の友人で
久しぶりにみんなで集まったって
とっても楽しかったって
優吾は嬉しそうにワタシに
教えてくれた
そのうち
優吾は机に突っ伏して
夢の中へ
何言ってんだろ…ワタシ
その余裕の顔…
ワタシの隣に座る北斗
腰に手を回す北斗
耳元でささやく北斗の声…
あの頃と変わらない
北斗との夜は…
意地悪で…刺激的で…
何度もイかせて…
何度も何度も愛してくれて…
北斗なしでは生きていけないと
思ってた…
でも他にも女がいて…
いっぱいケンカして
辛い日も少なくなかった
大学卒業したときに
北斗からも卒業した
優吾とは仕事を通じて
知り合い
彼の優しさに惹かれて
付き合い始め
気づいたら同棲…
ほんとに優しい優吾
夜も優しい
無理をさせないし
ヤな事はしない
でも少し物足りないワタシがいた…
ふッと笑い
ワタシを抱き寄せる
多少の抵抗をする…けど
北斗の
優しく、
でもトロけるようなKissで
抵抗する力が抜けてった…
北斗の匂い…
北斗の唇…
北斗の声…
北斗の感触…
全部覚えてるワタシがいた…
意地悪の顔も変わんない…
服の中に手を入れて
胸を触る…
強引に進める北斗…
自分本位も変わらない…
首すじや耳を責める
胸の先もグリグリしてくる
下着の中にも
北斗の手が…
2本の指を中に沈め
確実にワタシのイイところを
刺激する…
耳元でささやく…
この声に弱いんだ…
下着ズラされて
クチュクチユと音を聞かされる
その言葉に満足したように
ドSの北斗が微笑んで
北斗の大きくなったモノを
グイッとワタシの奥へ
ひとつになる喜びが
身体の奥から感じる…
北斗は強く腰を動かして
快感をくれる
ピタッと止まる北斗
やっぱり意地悪な北斗…
いつもそうだ
イきそうになると意地悪して
止める…
焦らされて
やっとイかされて…
何度もそうやって
ワタシを北斗色に染まっていったあの頃
ガンガンと打ち付ける北斗
さらに早くなる北斗
2人は同時に果てた…
はぁはぁと2人の息遣いと
優吾の寝息だけが聞こえた…
優吾と正式に婚約し
半年後に結婚
北斗とは
月に1回…
身体の関係が続いてた…
優吾…ごめんなさい…
ワタシの身体は
北斗を求めてるの…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。