初めは…
軽い気持ちだったんだ…
けど
気づいたら…
オレの中で〈あなた〉の存在が
こんなにも大きくなっていたなんて…
どんなにオレが〈あなたに〉
恋焦がれても
〈あなた〉にとってオレはただの遊び相手…
それが約束だった…
好きの気持ちが抑えられなくて
こんなに好きなんだから
〈あなた〉も同じ気持ちになってると
一縷の望みを期待して…
言わなきゃよかった…
この言葉を境に…
離れていく〈あなた〉の心…
痩せ細ってくオレの感情…
そして
どうしても終わりにしたくなくて
思いとどまってくれるんじゃないかってね
思いっきり愛し合ったんだ…
…いや
愛し合ったと思ったのはオレだけで…
一方的に〈あなた〉を抱いただけだった…
ただ…身支度する〈あなた〉の背中を
視界の端で追うしか…
ただ…手持ち無沙汰で時間を潰すことしか
出来なかった
乱したオレの日常を戻してよ…
〈あなた〉に出会う前に戻してよ…
その願いは叶うはずもなく…
〈あなた〉がハンドルを握る車には
オレじゃない彼がお似合いだと
ずっと分かってた…
オレも〈あなた〉も吸わないはずなのに
灰皿がある…気づいてたよ
オレの居場所はこの車にもないことは
気づいてたんだよ…
どこか分からない雨の駐車場…
オレはそこで車から
〈あなた〉の人生から
降りたんだ…
最後の言葉を伝えるために…
車の窓が下がる…
なんでそんなこと言えるんだよ…
なんでそんな安全な場所から言えるんだよ…
オレの言葉には応えず…
視線をハンドルに戻して…
そういって車はゆっくり走っていく…
それを見つめる気力もなく下を向くと
シャツの胸ポケットのメモに気づいた
・
・
・
見慣れた〈あなた〉の文字には
たった6文字
《愛してたよ…》
悔しいのか悲しいのか
分からない感情が湧いてくる…
頬が濡れてるのは…雨のせい?
ねぇ
子どもの頃言われなかった?
遊んだら元の場所に戻しなさいって…
このやり場のない気持ち…
この付けっぱなしの火を消してってよ…
元ある場所に戻してよ…
ねぇ…
。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+*
この曲初めて聴いた時から
あのMVを観てから
ずっと考えてました♡
ワタシの解釈&妄想なので
異論反論苦情批判は承っておりません♡
MV鑑賞会
楽しかったねぇ(✽︎´ཫ`✽︎)
特にきょもほくは
男子高校生みたいなノリで
4人が可愛かったし
やっぱりきょもほく尊かった♡
神出鬼没でまたこっちも書くので
待っててね♡
らびゅ〜(*´³`*) ㄘゅ💕
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。