無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

前の話
一覧へ
次の話
50
2020/05/03

第1話

【1日目】笑顔の消えた幼馴染み
僕の幼馴染み。
彼女は太陽みたいな笑顔で笑うんだ。キラキラしていて、いつかは芸能界に入ってしまうのではと思うほどだ。彼女が転校して、会えなくなって、悲しさを知った。

そして、あっという間に月日が流れ、大学生になった。第一志望校は受験出来なかった。第二志望校に入学して、ようやく学びに入ろうというとき、“瞬間”は訪れた。
新木 千景(アラキ チカゲ)
新木 千景(アラキ チカゲ)
あず?
学内ですれ違った女性に、見覚えがあった。いや、面影があった。だから、咄嗟にそう呼んでしまった。
名城 梓(ナシロ アズサ)
名城 梓(ナシロ アズサ)
え…。
新木 千景(アラキ チカゲ)
新木 千景(アラキ チカゲ)
あ、あぁごめん💦えっと、新木 千景って言います。あの、あずちゃん…名城 梓…さんですか?
彼女は少しうつむいて、口を開いた。
名城 梓(ナシロ アズサ)
名城 梓(ナシロ アズサ)
名城 梓ですけど…。
新木 千景(アラキ チカゲ)
新木 千景(アラキ チカゲ)
やっぱり!あずちゃん、久しぶり!覚えてる?
名城 梓(ナシロ アズサ)
名城 梓(ナシロ アズサ)
まぁ、覚えてはいるけど…。ごめん私もう行っていい?
彼女は周りを見渡すと、そう言った。
新木 千景(アラキ チカゲ)
新木 千景(アラキ チカゲ)
あ、うん。ごめん急に引き留めちゃって。
名城 梓(ナシロ アズサ)
名城 梓(ナシロ アズサ)
じゃ。
新木 千景(アラキ チカゲ)
新木 千景(アラキ チカゲ)
あ、そうだ!あずちゃんSNSやってる?また話したいし――――――――。
名城 梓(ナシロ アズサ)
名城 梓(ナシロ アズサ)
持ってない。
そんなの…持ってないから。ごめん。
食いぎみに返答した彼女はそのまま早足で去っていった。

(どうしたんだろう?)
会ったときから感じていた違和感。僕が知っている彼女の周りはいつも人が集まっていて、彼女自身も笑っていた。けれど、今は笑顔の欠片もない。なにかをずっと怖がっているような…。
なにかあったんだろう、とまでは想像がついた。が、何があったのかは分からなかった。「本人が話したくないのなら…」聞かないべき。でも、なんだか胸騒ぎがして収まらない。
(なにか出来ないかな…。)
そう思いながら、大学生活1日目の帰り道を歩いていた。