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第1話

1 デビュー.
3,182
2020/05/14 09:39
ある日の事でした。

事務所に呼ばれて駆けつけると重苦しい雰囲気で

社長1人がたたずんでいたのは。
滝沢
滝沢
あぁ、やっと来た
あなた

えっと、どうかなさいましたか?

滝沢
滝沢
次のデビューグループはなにわ男子にしようと思う
あなた

え…な、なにわ男子ですか?

トラジャのマネージャー候補だった私は

てっきり次のデビューはトラジャだと思っていた。

けど、社長の口から出る言葉はあまりにも残酷だった。
滝沢
滝沢
うん、だからあなたにはなにわの専属マネージャーになってもらいたい
あなた

え、それって

滝沢
滝沢
関西に移動してもらう。
両肩が一気に重くなりその場に座り込んだ。
あなた

次のデビューは travisじゃなかったんですか

滝沢
滝沢
あいつらには、華がない
あなた

…SnowManとSixTONESのデビュー時の事覚えてますよね

滝沢
滝沢
それはそれ、これはこれ、華がなきゃ売れないだろ?
あなた

わかりました、その話保留にしては頂けないでしょうか

滝沢
滝沢
いや、聞いてた今の話
あなた

はい、聞いた上でです。

滝沢
滝沢
つまり、何が言いたいの?
あなた

私がtravisに華を咲かせます

滝沢
滝沢
関西への移動の話してんだけど?
あなた

今年1年私にください!お願いします

滝沢
滝沢
はぁ、君が今のtravisのマネージャーになるってわけ?
あなた

はい、デビュー前ですけど私が絶対に社長がデビューさせたいと思うグループにして見せます

滝沢
滝沢
そんなに君が強く言うのは珍しいね、仕方ない…今年1年だけ時間をあげるよ、ただしスキャンダルはごめんだよ
強いプレッシャーを掛けられるけど重大な仕事を

毎回回してもらえる、そう私は滝沢社長のいわゆるオキニ

言いなりになって、何でもやってきた。

でも、どうしてもtravisだけはデビューさせたかった。


その理由は…
海人
海人
あなた!もう話終わったの?
あなた

うみくんだめだって!外出歩く時に私の名前呼んじゃ

海人
海人
はいはいはいはい、5歩分後ろにいればいいんでしょ
あなた

そうそう、わかってるならとりあえず家に行くまでは話しかけないで

海人
海人
はーい


そう、史上最強のヒモ男と付き合ってるから。

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