ある日の事でした。
事務所に呼ばれて駆けつけると重苦しい雰囲気で
社長1人がたたずんでいたのは。
トラジャのマネージャー候補だった私は
てっきり次のデビューはトラジャだと思っていた。
けど、社長の口から出る言葉はあまりにも残酷だった。
両肩が一気に重くなりその場に座り込んだ。
強いプレッシャーを掛けられるけど重大な仕事を
毎回回してもらえる、そう私は滝沢社長のいわゆるオキニ
言いなりになって、何でもやってきた。
でも、どうしてもtravisだけはデビューさせたかった。
その理由は…
そう、史上最強のヒモ男と付き合ってるから。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。