あなたside
私、死んじゃったみたい。
みんなよりも
先に旅立っちゃった。
寂しい。
でも、、
人生に悔いなんてないよ。
余命宣告された時、
すごい辛くて、なんで私だけって
そう思ったけど、、
不慮の事故などで、
急に旅立つよりも、
余命宣告されて、
残り時間が分かってたから
それまで、悔いが残らないように
生活できた。
楽しかったな。。
『届くと信じて。』
雄太。美羽。優羽。
ありがとう。
大好きだよ。
雄太side
俺の彼女は、
俺を置いて
旅立っていった。
悲しいはずなのに、、
辛いはずなのに。
なぜか、そこまで辛くなかった
涙も暖かい気持ちの涙だった
感謝の気持ちに溢れた涙だった
初めて余命宣告のこと聞いたとき
なんであなた?って思った。
辛かった
そんなとき、助けてくれたのは
あなただった。
あなたの方が辛いはずなのに
あなた。
最後まで、頼りっぱなしで
頼りない彼氏でごめんな。
ありがとう。
最期に託されたリング。
俺のとあなたの両方紐に通して、ネックレスとして、大切に、大切に、持ってるよ。
今日生きれなかった、あなたの分まで、一生懸命、1日1日を大切にして過ごすよ。
𝐸𝒩𝒟
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。