第12話

夏祭り 4
1,380
2019/03/08 10:48



私たちは廉くんがごり押ししてきたきゅうりの浅漬け?みたいな物を食べながら花火が上がるのを待った。


今は7:23。
花火が上がるのは2分後の7:25。

早く上がらないかな~
綺麗なんだろうな。廉くんと見る花火は。





永瀬廉
永瀬廉
あとちょっとやね!
花火上がるの!
あなた
あなた
そうだね~!
楽しみ~~~~(^^)v







花火、どこで見ようかな……
毎年混んでるんだよな~どこも。

あ………、あそこなら空いてるかも…!




永瀬廉
永瀬廉
あなた~!
花火、どこで見る~?あんまり人居ないところの方がいいよな~
どうしよ……


あ、廉くんも同じこと考えてたんだ!(笑)

あなた
あなた
廉くん!
花火見る場所なんだけどさ、あそこのお寺の縁側のところは?
だいぶ前に友達と行ったとき誰もいなくて!
永瀬廉
永瀬廉
あぁ~~!
いいな!いこうや!
永瀬廉
永瀬廉
あとさ………



手。
繋ごうや………






キュン……、
あなた
あなた
うん……、、
廉くん………









私たちは手を繋ぎながらお寺の方に向かった。













あなた
あなた
良かった~~~!

誰もいない!
永瀬廉
永瀬廉
やったぁー!
これでこうできる……



カポッ


廉くんはお面を取った。

あなた
あなた
え?!
廉くん!!
バレたら終わりだよ! 付けないと危ないよ!



凄い焦るんだけど!

付けないと!付けないと!
永瀬廉
永瀬廉
大丈夫やよ!
だれもおらんし!ほら!あなたも!


カポッ!
あなた
あなた
わっ!
ぅっ……。!
廉くんにそんな風に見つめられたら何にも言えなくなっちゃうじゃん……。

反則だよー
あなた
あなた
分かったよ!
分かった……
ドドーン!!






花火だ~~~!
あなた
あなた
キレーー!
あなた
あなた
綺麗だねー!


そういって廉くんの方に目をやった。


あれ?廉くん……
あなた
あなた
花火、見ないの?




、……………………!
あなた
あなた
っ………
永瀬廉
永瀬廉
ごめん……
あなたが可愛すぎた……
わたしはもう一度廉くんを見つめた。
永瀬廉
永瀬廉
あぁーーー!
もう解散!解散ーーー!
これ以上一緒に居ると理性おかしくなるわ!
あなた
あなた
えっ!





廉くんは走って行ってしまった。

あなた
あなた
ちょっ!まっ!


私は廉くんの後を追いかけた。

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