第10話

夏祭り 2
1,599
2019/03/07 10:25
私は、廉くんが来るずっと前にヘアもセットして、何より浴衣に着替えた。浴衣の色は、白ベースの生地に黒と青紫色の蝶が描いている柄。髪はすっきりアップでまとめた。

廉くん、なんて言ってくれるかな……






ピンポーン!
インターホンの音がした。

永瀬廉
永瀬廉
永瀬でーす!
永瀬廉
永瀬廉
あなた~!
ドキドキ………!


玄関のドアを開けた。

ガチッ!
あなた
あなた
お待たせしました!
私は心のニヤニヤがおさえきれなくて、多分ニヤニヤが出てたと思う(笑)
永瀬廉
永瀬廉
あなた………
永瀬廉
永瀬廉
!!!
永瀬廉
永瀬廉
めっちゃ可愛いやん!
どうしたん?!
あ!!下で祭りやっとるから?
あなた
あなた
うん………!
ありがと!
あぁ幸せ者だな。


それは廉くんもきっと同じだと思う。
私は取りあえず、廉くんをソファに案内して、冷たい麦茶を出した。
永瀬廉
永瀬廉
ありがと!あなた!
あなた
あなた
ううん!
私も廉くんの隣に腰をかけた。
あなた
あなた
あのさ、廉くん!
今日花火が上がるから、ベランダから一緒に見ようね!
永瀬廉
永瀬廉
おう!
楽しみやな!
あなた
あなた
うん!






こうして、色々な話をした。
永瀬廉
永瀬廉
あなた~~!
下で祭りやっとるからいかん?
ほら!お面被って変装して!
まって!
廉くん、それ名案!行きたい!
あなた
あなた
うん!
もちろんだよ!行こう行こう!
永瀬廉
永瀬廉
じゃあ、いこうや!今から!
こうして私たちは祭りに行く準備をした。

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