第33話

ep. 30 「 行ってきます ¿ 」
4,163
2018/06/15 01:34
キ ケ ン な 味 と 香 り  /  ep. 30




s “は ... あぁんっ!!



こくんと喉を鳴らして甘い液を飲み込んで、

それでもなお溢れ続けるそこに

蓮は舌を這わせて



ぴちゃぴちゃと、

まるでわざとしているかのように、

隠微な音をたてて舐め続ける。



s “ぃやぁ ... は ... あぁ ...



余りの恥ずかしさに

顔を真っ赤にさせた栞の瞳には、涙がにじむ。



r ‘ここ ... 舐めるともう無理かな



蓮が嬉しそうに呟いて、

栞のとがっている芽に少し歯を当てると

栞が悲鳴のような嬌声を上げる。



r ‘イくの、も少し我慢な?ちゃんとベッドでイかせてやるからよ。



言うや否や、ひょいと栞を抱き上げて



r ‘続きは俺の部屋でよろしいですか?



少しふざけて栞を覗き込むも、

もう焦点が定まらないほどに感じきっている栞



s “れ … ん …



それでもなお自分の名を呼んでくる栞を見て、

蓮はは思わず頬に口付ける。



行儀悪く足でドアノブをあけ、

そのままそっと栞を自身のベッドに寝かせて

上着をがばりと脱ぎ捨てて、

彼女の上にのしかかる。



唇を寄せて、ついばむように軽いキスを送ると

そんな所作にさえ栞の身体は反応し、

甘い声をあげる。



r ‘すげーな ...



蓮の声がかすれて、

何かを思いついたかのように

口付けを深くする。



s “んっ



舌を奥まで差し込まれて、

苦しいのに身体の芯が燃えるように熱くなる栞



二人の唾液が絡み合い、

栞の出す甘い声が水質音にまじり、

いっそう艶めいた。



栞のの右手に、

蓮はは自身の手を絡めてシーツに押し付けて



左手は身体をささえ、

何度も角度を変えて口中のあらゆるところを

嘗め回すと



栞が一瞬眉を寄せて、

そして握られている右手に力をこめる



それに気づいた蓮がが、

栞の小さな舌をちゅう … と、

音を立てて吸い込むと



s “ふぅ ... んっ ... ぅあ ...



声も出ない状況下、

栞が太ももをすり合わせるような仕草をして



s “!!んっ!!!!



甘い嬌声を上げたかと思うと、

ぐったりと身体の力を抜いた。




next. __________

✒︎ chloé

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