第14話

🌙
2,027
2018/07/11 13:07

もうこの状況まで落ちるの毎回だ…。
ジョングク
ジョングク
ねぇ教えてよ?
違くないでしょ?
真っ直ぐ見つめられるから


どうしようもなくて逃げようとする。

“ドンッ”







女子に人気な壁ドンを今まさにされている。
ジョングク
ジョングク
言うまで逃がさないから。




この人何がしたいの?


出会ってすぐの私をどうしてこんな知りたがるの?
you
you
言わない…。
ジョングク
ジョングク
何で?
you
you
言えない。
ジョングク
ジョングク
どうして?
さり気なく指と指を絡ませてくる。
you
you
私はあなたと居られない。
ジョングク
ジョングク
居られなくないよ。
居られなかったら着いて来ない。
居られなかったらもっと拒むって。
そうでしょ?




言葉が返せない。






そう,だって事実だもん。

居られない理由なんて1つもない。
きっと連れてこられた時から,

嫌だって言いつつきっと嬉しかった。



そんな気持ちが何処かにあったんだ。
ジョングク
ジョングク
やっと自分の気持ち…気づけた?
顔を覗き込んできて,

微笑むその顔は,


まるで私の“すべて”知ってるみたい。
you
you
分かんない…。
それでも私は嘘をつき続ける。
ジョングク
ジョングク
分かんないわけない。
もう全部分かってるくせに。
悪戯な顔で言う。





























ジョングク
ジョングク
俺たちはお互い一目惚れなんだよ。

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