そう言って在校生代表の人が壇上にあがる
ん......??え???あの人って......今朝の人????
今朝の記憶が思い出される
美桜は壇上のその人を指して言った
うぅ、先生に注意されてしまった...
私達は壇上の手越先輩に目を向けた
その後も手越先輩は話し続ける
手越先輩が私の方を見てきた
んん??今目があったような....
手越先輩がウインクしてきた
不覚にもドキッとしてしまった
周りの人は気づいてないみたい.....ほっ
ん?「ほっ??」なんで私は今ほっとしたんだ??
いやいやいや私はあんなチャラチャラした人大っ嫌いだし.....
うーんでもかっこよかった....でも......
あれこれ悩んでいると手越先輩の挨拶が終わった
手越先輩が壇上から降りてきた
また私と目が合った
ドキッ
私が照れた様子を見て手越先輩は満足そうに自分の席へと戻って行った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。