ちょっと口悪くなるかも、
私って生きてる価値ないでしょ。
だってさ?私が生きてたらみんなが悲しむし?
みんなのことを困らせるしね。
今日でハッキリしたんだ。ふっきれたよ。
「自分はいらない存在」ってね。
なら、死んでもいいでしょ。
なんでダメなんだろ。なんで止めるんだろ。
止めてくれるのは嬉しいよ?でもね?
嫌な止め方ってのがあるの。
「まだまだ楽しいことたくさんあるよ」とか。
みんなにとっては嬉しいかもだけどね?
私はもう楽しさが分からないから嫌に感じるの。
…自分語りしてごめんね。
私は疲れちゃいました。
こんな私を、認めてくれる人なんていないよね。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。