プリ小説

第3話

田舎の学校
咲原 愛
咲原 愛
東京から引っ越してきました。
咲原愛です。宜しくお願いします。
ここは、あの社がある田舎の中学校。
あの後、椿ちゃんが
「学生なんだから学校行かなきゃ!」
と言って、どこから出たかも分からない学費を
払って田舎の学校に通わせてくれることになった。
先生
咲原の席は...あそこの木野の席の
隣でいいな。
咲原 愛
咲原 愛
はい。
先生が指で指した席は、窓側の一番
後ろの席だった。うん。良い席だ。

席に座る。そして、なんとなく隣の席の
木野君の方を見た。しかし彼は、
うつむいてばっかで、よく顔が見えなかった。


















キーンコーンカーンコーン
 



先生
今日の授業は終わりー。気をつけて
帰れよー。
咲原 愛
咲原 愛
ハァ...
やっと、授業が終わった。早く帰りたい。
早く帰って萩句に色々聞かなきゃ。

今日の朝、萩句たちに質問攻めした結果、
萩句は半分人間で半分妖怪の半妖、椿ちゃんは
白鼠、彼岸は白虎ということが判明。

帰ってまた、質問攻めしなきゃ...!
校門近くに出てきた時、誰かの喋り声が聞こえた。
少し気になったので、チラッと声のする方を見ると
そこには人が一人いただけだった。
教室では顔はあまり見えなかったが、あの横顔は...
???
そ、そうなんだ...!
咲原 愛
咲原 愛
木野君...?
木野 遥
木野 遥
わぁ!
木野君が驚いたようにこちらを見た。
木野 遥
木野 遥
さ、咲原さん...?
咲原 愛
咲原 愛
覚えてくれてたんだ。私の名前。
木野 遥
木野 遥
う、うん。席、隣だし...
咲原 愛
咲原 愛
それより、さっき誰と話してたの?
私が質問すると木野君は、硬直した。
木野 遥
木野 遥
え、えっと...
咲原 愛
咲原 愛
一人言?
木野 遥
木野 遥
う、うん!そう!一人言...って!
だ、駄目だよ!出てきちゃ!
木野君がそう言うと、木野君の後ろから小さくて
顔をお面で少し隠している人の格好をした
妖怪が現れた。
妖怪
えー!見えないからいいじゃん!
木野 遥
木野 遥
そ、そういう問題じゃ...
咲原 愛
咲原 愛
妖怪...?
木野 遥
木野 遥
⁉...み、見えるの?
咲原 愛
咲原 愛
ま、まぁ...
するとまた、木野君の後ろから、私より
背が高く、お面で少し顔を隠していて
人の格好をした妖怪が出てきた。
妖怪
我らが見えるとは珍しいですね、主。
木野 遥
木野 遥
ぼ、僕は主じゃないっていつも
言ってるのに...
妖怪
いいや。遥様は我らの
主でございます。
咲原 愛
咲原 愛
妖怪、従えてるの?
妖怪
はい。我らは遥様の忠実なる下僕に
ございます。
木野 遥
木野 遥
ち、違うから!
妖怪
そうだよ!下僕じゃなくて友達だよ!
妖怪
お主は黙れ。恩知らずめ。
咲原 愛
咲原 愛
恩...?
私がそう聞くと、小さな妖怪が嬉しそうに話した。
妖怪
私ね!ずっと前に、すごく
お腹空いてて、それでね!
ごはんもらったの!
そして、小さな妖怪に続くように、もう一匹の
妖怪が微笑みながら話した。
妖怪
我は、大怪我をしていたところを
懸命に看病してもらったのだ。
咲原 愛
咲原 愛
そう..なんだ...
こんなに嬉しそうに笑ったり、微笑んだりする
妖怪を初めて見た。
木野 遥
木野 遥
そ、それしか僕はしてないから...!
木野君がそう言うと、小さな妖怪は
首を横に振った。
妖怪
ううん。そんなにしてくれたんだよ!
妖怪
我もそこのチビに同意言だ。
妖怪
チ、チビじゃないもん!
妖怪
チビだ。
木野 遥
木野 遥
フフッ...
あ、笑った...。なんか、すごく楽しそう。

私は今まで、妖怪のことを嫌なものとしか
見ていなかった。だから私は、木野君のように
妖怪を受け入れて共に過ごすことはなかった。

だけど...
咲原 愛
咲原 愛
木野君
木野 遥
木野 遥
...?
咲原 愛
咲原 愛
え、えっと...
木野 遥
木野 遥
咲原 愛
咲原 愛
私...
あ、これ、結構勇気がいるな...
咲原 愛
咲原 愛
木野君と、妖怪たちと、
仲良くしたい...!
私がそう言うと、木野君と妖怪たちが
驚いた顔をした。
咲原 愛
咲原 愛
駄目だったらいいんだけど...
木野 遥
木野 遥
ううん!全然!う、嬉しい...!
妖怪
私も仲良くする!
妖怪
主が言うならば仕方あるまい。
宜しく頼むぞ。咲原愛。
咲原 愛
咲原 愛
えっ⁉私の名前、何で知って...
妖怪
私たち、いつも遥のそばにいるから
何でもお見通しだよ!
咲原 愛
咲原 愛
そ、そうなんだ...!
木野 遥
木野 遥
よ、宜しくね!咲原さん...!
咲原 愛
咲原 愛
うん!宜しく!
妖怪と仲良くするのは初めてで不安だけど、
これから、楽しくなるといいな...!

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月渡 雫
月渡 雫
よろしくお願いします(*- -)(*_ _)ペコリ お知らせは「月渡ってるお知らせ」でお伝えします! 私の小説を読んでくれる人だーいすk...((殴 〖連載中〗 ・あやかしの社 ・届けない 届いて 届かない ・364日の手紙 ・forgot me not 〖連載休止〗 ・午後の少女 ・放課後のワルツ ・ユーレイ部は青春がしたい。 〖完結〗 ・星に願いを ・空の彼方 ・ゲームオーバー ・涙のない世界 ・椅子取りゲエム 〖番外編 連載中〗 ・星に願いを 〖連載予定〗 ・夜のともだち ・夢見がち注意報。  ←どんどん増えていく駄作w 〖その他の小説〗 ・月渡ってるお知らせ ・パラレルワールド 〖専用タグ〗 #月渡る 〖今の気持ちをひとことで。〗 “もうすぐ地獄の学年末テスト襲来! それにもかかわらず遊ぶ私!←” プリ小説始めてから国語の成績が良くなった件。← 小説いっぱい書きたいのに、追い付かない...泣 恐らく、青春とホラーしか書けない人間。笑 皆の小説が面白すぎてやばい。 🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥 ( *´艸`)(  ̄▽ ̄)(///∇///)~(´∀`~)(^-^;(*ゝω・)ノ( ;∀;)( ゚□゚) 🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥🍥 ※不定期更新。 ※“中二病”爆発中。 ※時たま深夜テンション。 ※今日も貫くマイペース。