松倉side
教室から聞こえるあなたちゃんの声。
嫌な予感がして走って教室へ行った。
そこには隣のクラスの男子がいた。
その男たちが持っていたのは。
ママがあなたちゃんにあげたキーホルダーだった。
男たち「 こいつ金持ちなのにこんなボロいキーホルダー持ってるんだぜ爆笑 」
その言葉で僕の心に火がついた。
男たち「 は? 」
男たち「 お前転校してきたばっかなのにそんな態度とるんだー 」
ぱしっ
??『 なにしてんの? 』
僕が目を開けるとそこには、、、中村くんがいた。
タッタッタッ
中村くんは正義のヒーローのようだった
男たち「 ……はい。 」
男たち「 …すいませんでしたっ。失礼しやす 」
男たち「 あっ、すいません。 」
そういって僕達のヒーローは帰っていった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。