第13話

11話
1,355
2022/08/19 22:23
昔から、回復系の個性は珍しかった


そしてその殆どがヒーロー側に着いているため、


ヴィラン側からしたら、喉から手が出るほど欲しい人材

私は昔からちょっとした有名人だった


個性が回復ってのもあるけど、


死んで1日以内なら生き返らせることが出来た



私が幼稚園に通っていた頃


いつも来るはずの親が迎えに来ないから、


バスで帰ることにした


家に帰ると、変な匂いがした


臭い訳では無いけど、妙に鼻に残ってた


それはまるで....そう。“鉄”のような匂いだった

親が死んだ私は、警察に引き取られ、保護された










































はずだった
警察
じゃあちょっと署長に報告してくるから、少し待っててね
....おい
(なまえ)(幼少期)
あなた(幼少期)
?だれ...貴方も警察の人?
あ?あぁ〜そうだよ
ふっ、警察って...
何笑ってんだよ荼毘
荼毘
荼毘
だって俺らが警察って...ww
ちっ...ほら、俺らがお前を保護する人。
さっさと来い
(なまえ)(幼少期)
あなた(幼少期)
...お兄さん、名前は?
俺?俺は...
死柄木弔
死柄木弔
死柄木弔だ
(なまえ)(幼少期)
あなた(幼少期)
弔...くん....?
弔く〜ん。目的の子見つけました?
死柄木弔
死柄木弔
静かにしろトガ
トガヒミコ
トガヒミコ
すみません。あ、この子が例の子供ですか?かぁいいですねぇ♡
(なまえ)(幼少期)
あなた(幼少期)
トガ...さん?
トガヒミコ
トガヒミコ
そうだよ!これからよろしくね!
(なまえ)(幼少期)
あなた(幼少期)
....うん



そこからは地獄のような日々だった


毎日毎日弔くんたちの怪我を治し続け、


毎日毎日腕や足に注射を刺され、


気付けば手足は包帯だらけ


そしていつしか、それが“普通”になっていた














そんなある日、アジトに来訪者が来た


いや、来訪者と言うより、襲撃の方が正しかったかな
相澤消太
相澤消太
オールマイト!目的の子供確認!
オールマイト
オールマイト
では外に!ここは私が受け持つ!
相澤消太
相澤消太
キリがいいところで切り上げてくださいよ。連合の確保が我々の目的じゃない
オールマイト
オールマイト
了解!



その後、私は雄英で保護されることになった






相澤消太
相澤消太
お前、名前は?
(なまえ)(幼少期)
あなた(幼少期)
何だと思う?
相澤消太
相澤消太
...歳は
(なまえ)(幼少期)
あなた(幼少期)
いくつに見える?ニコニコ
相澤消太
相澤消太
はぁ...ちゃんと答えろよ
(なまえ)(幼少期)
あなた(幼少期)
私はね、決めたんだ。あの日連合に拐われた日....







(なまえ)(幼少期)
あなた(幼少期)
誰も彼も欺き、騙して生きると
相澤消太
相澤消太
(なまえ)(幼少期)
あなた(幼少期)
そうしないと、自衛の術を持たない者から死んでいくから

そこから私は、雄英で色々学んだ


基礎学力はもちろん、体術、個性の使い方


連合に居た頃よりずっと親切に教えてくれた


そこで理解した





























(なまえ)(幼少期)
あなた(幼少期)
あぁ、これが......“普通”なんだ





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